今回は大阪-沖縄路線のご紹介になります。ただし!関西ではいわゆる関西3空港として大阪空港(伊丹空港)、関西国際空港、神戸空港が存在しており、大阪市内からはいずれの空港も公共交通機関を利用して1時間程度で行くことができます。

目的地や、時間帯によってうまく使い分けることができます。また、それぞれ、バスや高速船等で接続しており、国際線や国内線の乗り換えも非常に便利です。

さらに3空港の運営会社が民間1社に統括された事で、飛行機に乗るためだけの駅としての機能だけでなく、空港ならではのイベントが開催される等、親子で楽しめるお出かけスポットにもなっております。

それでは、そんな3空港を利用し、沖縄に行く際の価格や、クラス等を総合的に勘案し、3つのパターンに分けてご紹介しましょう!

【豪華編】僅差でANAプレミアムクラスに軍配

 過去の記事をご覧いただいていた方はJALのファーストクラスじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、国内線におけるサービス、おもてなしはJALファーストクラスに勝るものはありません。しかし、今回は違います。

その理由はいたって単純。運賃の違いです。日にもよりますが、JALファーストクラスとANAプレミアムクラスを比較すると、2,000円から5,000円程度差があることがあります。両者を比較してANAプレミアムクラスの方が少しでも安ければ買いです。

 ANAプレミアムクラスをおすすめする理由は、細かいサービスの違いやシートの使用に若干の差はあるものの、ANAプレミアムクラスも非常に優雅で素晴らしいサービスが盛りだくさんで、JALのファーストクラスと同等のサービスということ。

また、2時間程度しかないフライトでJALファーストクラスのサービスを十分に体験しようと思うと、時間が足りない為、ANAプレミアムクラスで十分であるということです。

それであれば、少しでも安くて優雅な体験ができるプレミアムクラスを選ぶべきではないでしょうか。安いといっても、その内容は、ほぼJALファーストクラスと同等です。

それでは、ANAプレミアムクラスの魅力についてご紹介していきましょう。

専用のチェックインカウンターと保安検査場

 ANAプレミアムクラスを利用する方は専用のチェックインカウンターが各空港に設置されています。

一般のカウンターが混んでいても、比較的、専用カウンターは混雑する事はなくスムーズに手続きを済ませることができます。

また、専用の保安検査場が設けられており、こちらも混雑を回避する事ができ煩わしい手続きをスムーズに通過する事ができます。

ただし、プレミアムクラス専用の保安検査場は伊丹空港のみの設定で、神戸空港、関西国際空港には設置されていないのでご注意ください。

ANA LOUNGEの利用が可能

 ANAラウンジは2022年2月より、一部空港にて1回につき3,000円を支払えば一般の搭乗客でも利用することが可能になりました。

個人的には、3,000円は少し高いかなと思う気持ちはありますが、そのラウンジをプレミアムクラス搭乗者なら無料で利用することができます。

ANA LOUNGEは関西3空港すべての空港に設置されているので、ぜひ利用してみてください。

また、ラウンジ内では、アルコール、ソフトドリンク、スナック菓子の提供があり、上質な空間で、フライト前に優雅なひと時を過ごすことができます。

機内で過ごすプレミアムなひと時

 プレミアムクラスの機内ではラウンジ同様、ソフトドリンクやアルコールの提供はもちろん、朝、昼、夜の時間帯別に食事や軽食の提供があります。それぞれのメニューは有名シェフや料亭によって監修されたこだわりの逸品を味わうことができます。

また、最新のシートでは、プライバシー空間を確保してくれるシェードが設置されており、大きくリクライニング可能なシートや大型のフットレストが備えられており、快適に過ごす事ができます。

JALファーストクラスと違うのは、ANAのプレミアムクラスには、機種によっては個人モニターが設置されていないタイプがあるということです。

しかし、心配は無用です。ANAでは、スマホ、タブレットがあれば、機内でエンターテイメントを楽しめるANA WiFi Serviceがあります。

それを利用するためには、搭乗前にANA公式モバイルアプリをダウンロードしておく必要がありますので、これは事前に必ずやっておくことをおすすめします。

ANA WiFi Serviceは、ANAの機内誌である『翼の王国』などの情報誌の閲覧や、映画、音楽等を楽しむことができ、フライト中退屈する事がありません。

また、メールやLINEのメッセージ機能等も利用することができます。正直、画像や動画の閲覧には通信速度が遅く適しませんが、現地で待つ方への到着連絡など最低限の連絡をメッセージで行う分には十分に利用できます。

 以上のように、ANAプレミアムクラスでは、様々なサービスが受けられるほか、JALファーストクラスと比較して、少しでも安い運賃の設定があればぜひ利用する価値は十分にあると思います。

【通常編】神戸空港発スカイマークが最適!

 スカイマークは路線のネットワークが限られておりますが、目的地に就航している路線があれば必ずチェックした方が良いでしょう。

スカイマークはLCCと勘違いされやすいですが、有識者の間では、レガシーキャリアと同等の扱いとして認識されております。

その理由は受託手荷物や座席指定が無料(フォーワードシートのみ追加料金1,000円)であることなどがあげられます。

但し、機内でのソフトドリンクや軽食のサービスを有料化している事や余分な付加価値を省略し経費を抑える工夫をしています。

それを運賃に反映させる形で、比較的低料金な運賃を実現している点ではLCCと似ている部分もあるでしょう。

それでは、スカイマークを利用する事のメリットをご紹介していきましょう、

安定した価格帯の運賃

 スカイマークを利用するメリットは何といっても、運賃の安さと明朗性があげられるでしょう。

スカイマークの普通運賃の運賃設定は、ANA、JALと比較しておおよそ20%から30%程度やすく設定されている事がほとんどです。

普通運賃の設定でその基準ですから、もちろん、割引運賃も安くなります。また、割引運賃等の設定が非常にシンプルでわかりやすいことも特徴です。

他社では、多いところで30種類以上もありますが、スカイマークでは、約10種類と少なくなっております。それらの特徴から、安定して低価格で航空券の購入ができるのが特徴です。

スケジュールを組みやすいダイヤ

 スカイマークの便は関西3空港の中では神戸空港のみ就航しており、神戸-沖縄路線は1日5便運航(2022年4月ダイヤ)されています。

中でも、朝1番の便であれば神戸空港の出発が7時30分、那覇空港到着が9時30分の設定があり、現地についたその日から存分に観光が楽しめるのもうれしいです。

また、反対に神戸空港発の最終便は21時、那覇空港着が23時の便があります。

休日の前日などは高めに設定されている事がありますが、この便を利用して前日からの前乗りもできちゃうのがうれしいところです。

翌日の朝一番の便と比較して差額が大きければ、大きいほどこの便を利用した方がお得に時間を有効に使うことができます。

勝手はANA・JALと同じ

 前述したとおり、比較的運賃が安価でありながら、付帯サービスはANA・JALに近しく、受託手荷物は20㎏/1個まで無料や、事前の座席指定が無料になっています。

このほかにも細かい点では、ターミナル設備の使用が可能なこと等、ANA、JALの飛行機に搭乗するのと何ら変わりなく利用することができます。

その点LCCは専用ターミナルが設置されており、搭乗橋がないことや、メインターミナルから離れている空港があるなど、若干のわずらわしさがあります。

しかし、そういった懸念も全くなく利用できるのがうれしい点です。

 冒頭にも記載しましたがスカイマークは路線数が限られているので惜しいところですが、路線が運航されているところでは、価格、利便性等、総合的にみて最も利用しやすい航空会社だとおもいます!

【格安編】関西空港発!ジェットスターが便利!

 LCCも中では、関西3空港を離発着するLCCの航空会社はPeach、Jetstar、が就航しています。

LCCは空席連動型運賃と言ってレガシーキャリアとは異なり、空席や各社の需要予測によって運賃が変動するシステムです。

そのため、運賃は日々変動していて、安ければ3,000円代~、ハイシーズンになると40,000円を超える日もあり、かなり振れ幅が大きいです。とはいっても、PeachとJetstarで料金が大きく差が開くことはまれで、それは例外として、ほとんど同価格帯です。

では、なぜJetstarが便利なのか、、それはズバリ、ターミナルが第1ターミナルであることです。

第1ターミナルはANAやJALが使用している関西空港のメインターミナルであるため、設備が充実しています。

飲食店や、コンビニ、本屋などがテナントとして入っており、フライト前にちょっとした買い物や、忘れ物をした際の買い足しなどができる点で非常に便利です。

また、なによりも、飛行機に搭乗する際に違いがあります。Peachが使用している第2ターミナルであれば、ターミナルから飛行機までの移動が徒歩になります。

しかし、Jetstarであれば搭乗橋が接続される為、ターミナルから直接飛行機に乗ることができます。

そういった点から関西空港に就航しているJetstarの便は利便性が高くLCCを初めて利用方でも優しい航空会社だといえるでしょう。(関西国際空港限定ですが)

 また、実は、運賃のタイプによってはJALのマイルがたまるものもあります。普段はJALを利用している方にはありがたいですね!

 今回は初めて関西地方を離陸する便についてご紹介してきました。東京と比較してみると規模は小規模になりますが、空港が3つあり、それぞれに個性があり、利用者のニーズに合わせて使い分けることができるのが最大の魅力です。

また、空港はもともと行政が運営しておりましたが、現在では関西3空港を関西エアポート株式会社が運営しており、空港の魅力を活かした、イベントやテナントが用意されており、空港利用者だけでなく、空港で遊部事も出来るような施設になっています。空港HPもチェックしてみてください。

伊丹空港 公式HP https://www.osaka-airport.co.jp

神戸空港 公式HP https://www.kairport.co.jp

関西空港 公式HP https://www.kansai-airport.or.jp