〇〇へ行くならシリーズ、今回もご覧いただきありがとうございます。今回は、南の楽園、東京ー石垣島についてご紹介したいと思います。現在、国内の定期便として就航している路線ではPeachが運航している成田空港ー石垣空港便が距離、フライト時間がもっと長く、それに次いでANA・JALが運航する羽田空港ー石垣路空港路線が国内の長距離路線となりいずれも3時間30分を超える飛行時間となっています。
海外であれば国内線で3時間30分なんてことはよくある話なのですが、日本国内で3時間を超えるフライトは珍しくその他の路線であれば、2時間前後で目的地に行けてしまうのが一般的です。ちなみに、現在は運航していませんが、ANAが運航していた千歳空港-那覇空港便があり、北海道から沖縄までを約4時間のフライトで結んでおりました。4時間ものフライトになると、大阪、東京などからグアムまでが約4時間ですから、海外へも行けてしまう程のフライト時間となります。
話はすこしそれましたが、それに匹敵するぐらいの移動時間となると、必然と機内での過ごし方も旅の中では重要なポイントとなるかと思います。そのあたりも踏まえて、今回も3つのパターンに分けておすすめの航空会社、空港等をご紹介させて頂きましょう。
【豪華編】数少ないANAプレミアムクラスを取ろう!

ANAでは羽田空港から石垣空港への直行便を2便運航しており、2022年4月ダイヤであれば、ANA089便の8時15分発とANA091便の11時25分発が設定されています。せっかく石垣島に行くのであれば、朝から出発して、少しでも現地で過ごす時間を確保したいですよね。そこでおすすめは、ANA089便のプレミアムクラスです。
しかし!一つ要注意ポイントがあります。ANA089便はエアバス社のA321型機で運行されているのですが、当該機種にはプレミアムクラスが8席しか設置されていません。もちろん、予約は早いもの勝ちですから、そうなると非常に希少性が高くなります。
冒頭にも記述しましたが、3時間を超えるフライトになりますので、フライト時間をより快適に過ごすにはANAプレミアムクラスのすばらしいサービスがあれば旅の満足度があがることまちがいなし!ぜひとも勝ち取りたいところですね!・・・まてよ、プレミアムクラスがないなら、JALのファーストクラスがあるじゃないか!と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、JALの羽田空港ー石垣空港の直行便は、日本トランスオーシャン航空が運航しており、同社の保有機材はボーイング737-800型機に統一されています。同機種にはクラスJの設定はありますが、ファーストクラスを設置しておらず、それも20席のみの設定で数が限られています。

これらの事から、同路線の上級クラスを確保する事はANA、JAL両社を合わせてみても貴重であることがお分かりいただけると思います。ここで、少しでもプレミアムクラスを獲得できる可能性を高める方法として、ANAマイレージクラブ会員になることをおすすめします。その入会方法や、特典については、過去に投稿した、『ANAマイルの貯め方の基本を解説』の記事の中で紹介していますので、そちらも併せて覗いてみてくださいね!
【一般編】ANA・JALメリット、デメリットが一長一短でドロー

この章では、利便性、コスト等を総合的に勘案し(筆者の好みも多少含みますが・・・笑)多くの人が利用しやすい便をご紹介したいと思います。が、今回は勝敗がつきませんでした。この、おすすめの航空会社シリーズでは路線ごとに、筆者の独断で条件を設定しています。その条件の中で最もおすすめの航空会社をご紹介していますが、一定の条件の中で、検討してみたところ、どの便もメリットとデメリットが一長一短であるため、非常に悩ましい選択となります。
今回は各社の便ごとに評価コメントを記入してみましたので、ご参考にして頂けましたらうれしいです。先ずはANAから、、、
羽田発『ANA089便 8:15発 11:30着』
メリット :出発時間が比較的利用しやすい時間で、使用機材がエアバスA321型機の為、普通席でもパーソナルモニターが設置されています。3時間以上のフライトを退屈する事なく過ごすことができるのは嬉しいポイントですね。デメリット:JALの朝便(JAL971便)と比較すると料金が数千円高い。また、A321型機は中型機に分類され提供される座席数があまり多くはありません。
羽田発『ANA091便 11:25発 14:35着』
メリット :出発時刻が少しゆっくりです。羽田空港まで少し遠い方であれば、前泊や夜が明け前から家を出る必要がないのでそういったストレスは軽減されると言えます。デメリット:到着時刻が昼を過ぎてしまうに関わらず、朝一の便と料金に差がないので少しもったいない気がします。

次はJALです。
羽田発『JAL971便 6:45発 9:55着』
メリット :出発時刻が羽田空港発の中では最も早いため、1日目から石垣島観光を存分に楽しめます。
デメリット:朝が早いため、家を出る時間が未明になるなど、利用できる人が限られそうです。
羽田発『JAL973便 14:15発 17:25着』
メリット :運賃がANAと比較して運賃が数千円安いのはありがたいです。
デメリット:移動だけで1日目が終わってしまうのは少しもったいないですね。
以上、箇条書きにしてみましたが、本当にメリットもデメリットもどちらも一長一短であり、どの便を利用するかはその時々の状況に合わせて利用しやすい便をえらぶことになりそうです。反対にメリット・デメリットがはっきりしている為、利用者にとっては条件に合わせて選び安い路線と言えるかもしれません。
【格安編】格安航空(LCC)はPeach一択

東京から直行便で運航しているLCCは成田空港ー石垣空港路線はPeachのみとなります。とにかく移動にかかる費用を抑えようと思うと、Peachの成田空港ー石垣空港便に限られます。ANA・JALであれば日によってばらつきがありますが、大体が4万円(ANAValue運賃)を超える金額になりますが、Peachであれば、8,000円台の運賃設定の日もあります。
これだけ安ければ、ぜひ利用したいと思えますし、いつでも行けるのではないかとすら思えてしまいますね!これこそがLCCの醍醐味です。ただし、朝便を利用しようとすると、成田空港を7時20分発ですが、Peachの場合は30分前にチェックインしておかなければいけません。そうすると、遅くても、6時30分には空港についておく必要があります。
午後の便であれば14時30分発の設定がありますが、これだと石垣空港に到着するのは18時5分で1日目はほとんど行動する事ができないため時間が限られた方には不向きと言えます。そのため、必然的に利用する便は朝一の便になってくると思います。
そうすると、成田空港付近で前泊する事も選択肢の一つとなってくるかと思います。しかし、成田空港はもともと国際線がメインに就航している空港であるため、深夜早朝における時間帯の交通アクセスが他の空港と比較して圧倒的に充実しています。
必ずしも成田空港付近で宿泊先を探さなくても、仮眠程度に都内のネットカフェを利用して早朝のバスで空港に向かう事ができるなど、ちょっとしたアレンジで選択肢が広がります。仮にそういった諸経費がかかってしまっても航空券が1万円前後でゲットできることを考慮すると、十分にお得に石垣島へ行くことができます。
今回も3つのパターンに分けてご紹介して参りましたがいかがでしたでしょうか?東京と沖縄の離島という地理的条件から必然的に旅費がかさんでしまいがちですが、LCCの登場によってその選択肢はかなり広がりました。
また、技術の革新で十数年前には考えられなかったWiFiサービスや、シートの改良で長時間のフライトでも退屈することなく充実した移動時間を過ごすことが出来るようになりました。この記事をご覧いただき、みなさんの旅行の参考になれば幸いです。