目次

  1. 宗谷岬
  2. 稚内副港市場
  3. 大沼野鳥観察館
  4. 稚内港北防波堤ドーム
  5. 稚内駅と「道の駅 わっかない」

 稚内は利尻島・礼文島に向かうときの拠点として利用する人が多い街です。稚内に宿泊しても、宗谷岬だけ観光して、他はどこにも行かないという人が多いよう。しかし実は、稚内には知る人ぞ知る素敵な観光スポットがたくさんあります。その一部をここでご紹介していきます。

1 宗谷岬

 稚内に来た人が必ず訪れる、日本最北端に位置する岬「宗谷岬」。アクセスは市街地から車で30分程度です。北緯45度31分22秒にある宗谷岬からは、約43キロ離れたサハリンを眺めることもできます。「日本最北端の地の碑」のモニュメントは、北極星をイメージして造られたもの。非常に有名な写真スポットです。宗谷岬から少し歩くと「宗谷岬公園」があります。季節によっては見逃せないこの公園。まず6~7月には、かわいらしいアルメリアの花畑を見ることができます。稚内を代表する花として必見です。

冬もおすすめの季節。こちらは流氷が流れ込むスポットであり、海が一面真っ白になる風景に、思わず目が釘付けになってしまいます。公園から少し歩くと、今若者の間で話題の写真スポット「白い貝殻の道」があります。この道は、帆立貝の貝殻を活用して人工的に作り出されたもので、その光り輝く姿が美しいと評判です。まっすぐに伸びる白い道は、天に続いているように見え、「天へと続く道」とも呼ばれています。特に晴れた日がおすすめ…ぜひ訪れてみてください。

2 稚内副港市場

 「稚内副港市場」は、JR稚内駅から徒歩5分のところにある3階建ての複合商業施設です。稚内で獲れた新鮮な海産物や地元の名産品などを購入することができます。稚内といえばやはりおいしい海産物が有名!旅行最終日にはぜひここで買い物したいですね。1階と2階にあるレストランフロアも人気。

3 大沼野鳥観察館

 JR稚内駅からほど近いところにある「大沼」は、白鳥が飛来する沼として知られています。そんな大沼の自然を利用した、野鳥や花々を観察することができる施設…それが「大沼野鳥観察館」です。アクセスはJR稚内駅から車で約25分。大沼のベストシーズンは4月。大沼の水面が溶ける4月になると、さまざまな種類の白鳥がやってきます。

白鳥がシベリアへ帰る休憩地となっているのです。その数は約1000匹以上と言われており、他ではあまり見られない白鳥が群れをなして空を飛び回る様は必見です。双眼鏡や望遠鏡などの貸し出しもあり、手ぶらで楽しむことができます。白鳥以外にもさまざまな野鳥を見ることができますので、お出かけの際には公式ホームページをチェックしてみてください。

4 稚内港北防波堤ドーム

 JR稚内駅から徒歩5分のところに「稚内港北防波堤ドーム」という防波堤があります。防波堤とは思えない美しさで、稚内の代表的な観光スポットとして人気です。「稚内港北防波堤ドーム」は1936年に、若き技師・土谷実氏によって設計されました。当時としてはとても画期的であった半アーチ型のドームは、今見ても斬新…必見です。

古代ローマを思わせる荘厳なデザインが素敵…現在では土木遺産にも選ばれています。ドームの端には階段があり、堤防の上に登ることができます。上からは壮大な海を眺められ、まさに稚内ならではの体験ができると大評判!便利な立地なので、観光のついでにぜひ立ち寄ってみてください。

5 稚内駅と「道の駅 わっかない」

 鉄道好きの方には見逃せない観光スポット…日本最北端の駅「JR稚内駅」。色々なところで写真を撮り、日本最北端の駅をこの目に焼き付けたいです。キタカラに併設されている「道の駅わっかない」は、日本最北端の「道の駅」です。ショップ&グルメコーナーが充実しており、稚内のお土産はすべてここで揃ってしまいます。

北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」もありますので、ホテルで食べるおつまみやお菓子を調達するにも便利です。こちらの道の駅は公共施設としての役割も果たしているので、子供連れや車椅子の方に優しい施設となっています。身障者用トイレ・授乳室・給湯室などの嬉しい設備がたくさん。キッズルームがありますから、観光に飽きたちびっ子は、ここで遊んで楽しんでもいいかもしれません。

まとめ

 稚内といえば、日本最北端の地として有名…どことなくもの悲しいロマンを感じさせる街です。宗谷岬の雄大な美しさ、大沼に飛来する優雅な白鳥の姿、とびきり美味しい海の幸…。さまざまな表情を見せてくれる稚内。一度行ったら、季節を変えてまた行きたい!そう思わせてくれる街です。次の北海道旅行の際には、単なる通過点としてではなく、じっくりと稚内を巡ってみてください。