〇〇へ行くならこのシリーズ、今回もご覧いただきありがとうございます。今回は、大阪-宮古島についてご紹介したいと思います。

大阪-宮古島路線は、宮古空港への直行便は関西国際空港-宮古空港の3便が運航されています。と、ここでうっかり見過ごしてしまいそうなのが下地島空港!みやこ下地島空港は、2019年3月から定期便が就航していて、スカイマークが神戸空港からの直行便を運航しています(2022年6月現在)。

下地島と宮古島は2015年に開通した伊良部大橋を利用して陸路で往来が可能で、住所も沖縄県宮古島市下地島となっています。ということで、東京版同様、みやこ下地島空港も大阪-宮古島路線として解釈する事にしたいと思います。両空港の東京からの定期便の運航本数を合わせると、1日に4便運航されていることになり、みやこ下地空港が開港されたことにより、その選択肢の幅はより広がりました。

【豪華編】上級クラスはANA1749便がおすすめ!でも、実は、、、

 現在、上級クラスの設定がある便はANAが運航する便に限られています。また、機種もエアバス社のA320型機で単通路の小型機に近い中型機で運行されています。当該便は関西国際空港を10時25分に出発し、12時40分に宮古空港に到着します。約2時間と少しのフライト時間になりますが、大阪からの各地へのフライト時間としては石垣島に次いで2番目の長距離路線となります。それゆえに、機内での過ごし方を贅沢に過ごすことができれば、楽しさは膨らむのではないでしょうか。

今回、豪華編としてご紹介させて頂くANA1749はエアバス社A320型機で運航されていて、比較的新しい機材が使用されています。A320型機では、前席にパーソナルモニターが設置されているほか、ANA Wi-Fi serviceが提供されているため、機内で、ニュースや映画、音楽等、機内エンターテインメントを楽しむことができます。

また、PC電源とUSB電源も設置されているため、スマホや、タブレットのバッテリーがなくなる心配がありません。そのほか、プレミアムクラスでは、10時29分以前に出発する便では、朝食が用意されるようになっています。内容はシーズンによって変わりますが、今の時期ではサンドイッチ、サラダ、スープが提供されています。ソフトドリンクやアルコールのサービスもあるため。機内での過ごしかたに退屈する事はないでしょう。

搭乗前にはANALOUNGEの利用ができ、ラウンジでは、アルコールやソフトドリンク、茶菓子の提供があります。ANA1749便は関西空港を10時25分発で少しゆっくり目の出発ですから、少し早めに空港に到着して、ラウンジでリフレッシュしてから飛行機に搭乗することも可能です。

但し、新型コロナウイルス感染対策により、一部制限されている可能性もありますので事前に確認をお願いします。飛行機に乗る前から充実した、サービスを受けられるANAのプレミアムクラスはあなたの旅をより贅沢に演出してくれること間違いなしです。是非利用してみてはいかがでしょうか。

【通常編】大阪から唯一の路線。神戸-みやこ下地島空港便!

 大阪からと題しましたが、厳密には兵庫県にある、神戸空港からの出発となります。神戸空港と言うと何となくお察しがつく方もいらっしゃるかもしれませんが、神戸空港-みやこ下地島空港路線を運航しているのはスカイマークです!

スカイマークBC163便は神戸空港を10:00に出発し、12時20分にみやこ下地島空港に到着するスケジュールで運航されています。個人的にはあと1時間早ければより観光の幅が広げられたのかな~なんて思ったりもしますが、ここは贅沢は言えませんね。このシリーズで常に言い続けていますが、スカイマークが就航していれば、必ず調べるようにした方がいいでしょう。

過去のブログからもご承知かもしれませんが、スカイマークの利便性とサービスは、ANA・JALに引けを取らないに関わらず、運賃が、比較的安く設定されていることが多いためです。LCCに先駆けて安い運賃で飛行機に乗れることをコンセプトに運航を開始した会社ですが、LCC程、サービス面や、飛行機の機材での制約はなく、バスや電車に乗る間隔で、飛行機に乗れるのが魅力です。

関西から唯一、みやこ下地島空港に路線を設定しているところも、貴重なポイントで、関西からみやこ下地島空港を利用したくても、今のところ(2022年6月現在)スカイマーク以外の航空会社は運航していないため、一度は利用してみてはいかがでしょうか。

【格安編】LCCの直行便がない、、、

 この章のタイトルをみて、どう思いましたか?『へーないんだー』程度でしたでしょうか?航空系ライターの私としては少し意外でした。というのも、LCCは主に観光路線を中心とした路線を展開していることが多いのが通例です。宮古島というと国内屈指のビーチリゾートであり、人気の観光地なのに関わらず、

就航していないのです。その理由は航空会社のみぞ知るところではありますが、みやこ下地島空港も含めて宮古島に就航しているLCCは成田-みやこ下地島空港のJETSTARのみです。単純に需要の問題だけのようにも思いますが、何か効率や、合理性の面から、宮古島路線を運航しない理由がありそうですね。

ここで、LCCが運航していないので、LCCの豆知識をご紹介させて頂こうと思います。みなさんLCCにはどんなイメージをお持ちでしょうか?航空券が安い!座席が狭い、、などいろいろなご意見があることかと思います。LCCとは、ローコストキャリアの略称で、その言葉の通り、運航にかかるコストを抑え、なるべく飛行機を多く回数を飛ばすことで、売り上げを確保し、収益を上げるのスタイルのビジネスモデルです。

少し表現が雑かもしれませんが、薄利多売と言ったところでしょうか。コストを下げ、飛行機を飛ばす回数を増やすことで収益をあげるといっても、その安全性は、厳しい日本の航空法の中で定められた基準をクリアしているため、安心して搭乗してくださいね。

では、ANA・JALなどのフルサービスキャリアを比較し何が違うのか、簡単に表にしてみました!


フルサービスキャリア(ANA・JAL)ローコストキャリア (Peach・JETSTARなど)
使用機材大小様々な機体で路線の需給に合わせて最適化使用する機体を統一する事で、整備費等のコスト減
運賃早割やタイムセールの実施で安価な運賃を提供需要予測、予約状況に応じて適宜変動
預入手荷物一定の基準まで無料購入した運賃によって差があるものの、基本的に有料
旅客施設搭乗橋などの利用が可能で利便性が高い簡素化された専用ターミナル(一部空港除く)
機内サービスソフトドリンク等サービス無料サービス有有料サービス
座席指定ほぼ無料窓側、通路側等手数料がかかることが多い
キャンセル時の対応手数料がかかるが、現金払い戻しもしくは振替 ※購入運賃によって変わるポイント、現金で返金もしくは振替 ※購入運賃によって変わる

上記以外にも様々な違いはありますが、予約に当たって利用の目的に合わせてフルサービスキャリアとLCCを使い分けることがベストと言えるでしょう。と言っても、LCCの運賃の安さは圧倒的です。ですが、ハイシーズン(GW、お盆等)においては、フルサービスキャリアと大差がなかったりすることもありますので、ぜひ比較して利用してみてください。

まとめ

 今回、このシリーズで初めて、LCCが運航していない路線でした。これには私も意外だと思ったのですが、コロナの影響もあっての事なのではないかと推測します。今後、状況が落ち着いて人の移動が活発になれば、大阪-宮古島のLCCやスカイマークの運航も期待したいとところですね。国内屈指のビーチリゾートへの旅、今夏の旅先の選択肢の一つにぜひご検討してみてください!