目次

  1. エッフェル塔
  2. ルーブル美術館
  3. オランジュリー美術館
  4. オペラ座ガルニエ宮
  5. デパート・スーパー・専門店でのショッピング

 パリには有名な観光スポットがたくさんあり、限られた時間でどこを周ればいいのか、迷ってしまいますよね。今回は「パリでの自由行動が半日または1日」の場合を想定して、絶対に外せない観光スポットをご紹介していきます。観光に興味がない方のために、ショッピングスポットも紹介していきますので、参考にしてみてください。

1 エッフェル塔

 パリのシンボル「エッフェル塔」は、パリの美しい街並みを360度見渡せる絶景スポットです。錬鉄で作られていることとその美しさから、パリ市民から親しみをこめて「鉄の貴婦人」と呼ばれています。パリの中心部にあり、パリのすべての観光地をまんべんなく見ることができるので、展望スポットとしては一押しです。昼に一度、夜にももう一度訪れてほしいです。

ライトアップされたエッフェル塔はとても美しく、展望台から見るキラキラしたパリの夜景は格別です。少し離れたところからエッフェル塔を見るのもいいでしょう。シャイヨの丘やシャンド・マルス公園から見るエッフェル塔は、非常にフォトジェニックだと評判です!エッフェル塔の最寄り駅は、メトロ9号線トロカデロ駅、メトロ6号線ピラケム駅、メトロ8号線エコール・ミリテール駅となります。

2 ルーブル美術館

 世界で最も有名な美術館「ルーブル美術館」。この美術館を代表するような素晴らしい美術作品が、海外の美術展に貸し出されることはほとんどありません。パリに来たら絶対に訪れたいスポットです!もともと王宮だったルーブル美術館は、古くから、王国の美術コレクションを展示する美術館でした。その後、ナポレオンが各国から素晴らしい絵画を略奪し、さらにその後の国王の統治時代にもコレクションは続々と増えていきます。

現在では38万点もの美術品が収蔵されています。あまりに広いルーブル美術館…ここでは、ぜひ見ていただきたい有名作品をご紹介していきます。「アフロディーテ(ミロのヴィーナス):作者不明 展示場所:シュリー翼」紀元前100年頃の作品。言うまでもなく有名な彫刻。小中学校の教科書で見たという方が多いのでは?腕がなく不完全な姿が、女神の凛々しさ・美しさを際立たせています。

「モナ・リザ:レオナルド・ダ・ヴィンチ作 展示場所:ドノン翼」世界的な名画「モナ・リザ」は、ルーブル内でも圧倒的な人気を誇ります。思わず吸い込まれそうな魅力をたたえた絵画です。「カナの婚礼:ヴェロネーゼ作 展示場所:ドノン翼」ナポレオンがイタリアから略奪した、ルーブルで最も大きな絵画です。カナという女性の婚礼が舞台で、キリストが水をワインに変えたという奇跡の様子が描かれています。

イエス・キリストとマリアが描かれていますが、周りには贅の限りを尽くした王侯貴族の姿も…。聖と俗が混在している傑作です。「ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠:ダヴィッド作 展示場所:ドノン翼」ナポレオンが画家のダヴィッドに依頼し、自分の戴冠式の様子を描かせたものです。フランスの歴史に興味がある方でしたら、絶対に見逃せない絵画です。ルーブル美術館の最寄り駅は、メトロ1号線・7号線パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴル駅です。

3 オランジュリー美術館

 「オランジュリー美術館」は、モネの有名な絵画「睡蓮」のために建てられた小さな美術館です。印象派の絵画が好きな人でしたら、この美術館は外せません。この美術館には、モネやルノワールなどの印象派の作品や、ピカソやゴーギャンなどの近代の作品が数多く展示されています。まず最初に、モネの「睡蓮」について説明していきます。モネ晩年の大作として、約30年にわたり描き続けられた連作「睡蓮」。モネには、自然光が当たる部屋に絵画を展示したいという理想があり、モネの死後に再現されたのが、オランジュリー美術館の「睡蓮の間」です。

さまざまな時間帯で姿を変化させる「睡蓮」を情感豊かに描いた数々の作品…。柔らかな光を浴びながら、絵画に癒されるひとときをお楽しみください。「睡蓮」以外にも、見逃せない名画が多数あります。「ピアノに寄る娘たち(ルノワール)」「道化の衣装のクロード(ルノワール)」「白い帽子の女(ピカソ)」などがおすすめです。オランジュリー美術館の最寄り駅は、メトロ1号線・8号線・12号線コンコルド駅です。

4 オペラ座ガルニエ宮

 パリ9区は「オペラ地区」とも呼ばれ、デパートや高級ブランドショップなどが建ち並ぶ、華やかで活気あふれるエリアです。オペラ地区を代表する観光地が「オペラ座ガルニエ宮」。「オペラ座の怪人」の物語の舞台としても有名です。19世紀後半、ナポレオン3世により、貴族や資産家の社交の場として建設されました。

現在でもオペラやバレエが上演されていますが、有料で内部を見学することができます。フランスのゴージャスで優雅な貴族の世界を体感したい方には、絶対に外せない観光スポット。それでは、おすすめの鑑賞ポイントをご紹介していきます。やはり一番のおすすめは「観客席とシャガールの天井画『夢の花束』」です。観客席に一歩足を踏み入れると、当時の貴族たちのざわめきが聞こえてくるような、不思議な気持ちになります。

シャガールの天井画「夢の花束」は、必見!壮麗なシャンデリアに負けないくらい、鮮やかで幻想的…舞台で芸術家たちが創り上げる夢の世界が表現されています。その他、「グラン・ホワイエ」「オペラ座の怪人 5番ボックスの席」「大階段」も素晴らしいので、見逃さないようにしてください。オペラ座ガルニエ宮の最寄り駅は、メトロ3号線・7号線・8号線オペラ駅です。

5 デパート・スーパー・専門店でのショッピング

 ショッピングが目的でパリを訪れる方、多いのではないでしょうか?ここでは、パリ初訪問の方におすすめのショッピングスポットをご紹介していきます。ブランド品や高級化粧品など、いろいろと買い揃えたい場合は、デパートが便利。有名デパート「ギャラリーラファイエット」がおすすめです。店員さんが、免税手続きや土産品の梱包など、スムーズに対応してくれるので、助かりますよ。

リーズナブルな買い物を…という場合は、スーパーですね。パリに多数店舗がある「モノプリ」が便利です。エシレバター、ボンヌママンのジャム、モノプリオリジナルのエコバッグなどを買うのがおすすめです。最後に、スイーツの専門店をご紹介します。パリらしいテイストがあり、味も日本人好みのスイーツ専門店として「ピエール・エルメ」をおすすめします。パリにはいくつかの路面店がありますので、行きやすい店をチェックしてみてください。「ピエール・エルメ」を代表するお菓子、マカロン。

中でも有名なのが「イスパハン(バラのマカロン)」です。その他、「セレスト(パッションフルーツ・ルバーブ・イチゴ)」「アンフィニモン・ピスターシュ(ピスタチオ)」も人気です。また、パティスリー(ケーキ)も、日本人好みの味わいで、おすすめです。「チーズケーキセレスト」「マダムフィガロ」など、甘すぎず上品な味わいで、スイーツファンから絶賛されています。

まとめ

 ヨーロッパの中でも、最も華やかで、歴史を感じさせる街、パリ。パリでぜひ訪れていただきたいのは、やはり美術館。世界最高峰の名画が集まっており、美術ファンでなくても、見逃せません!この記事では、それ以外にも、パリの素晴らしさが詰まった素敵な観光スポットを、たくさんご紹介してきました。次の長期休暇には「花の都」パリを訪れてみてはいかがでしょうか?