目次

  1. 5大シャトー
  2. ブルス広場
  3. ボルドー大劇場
  4. サンタンドレ大聖堂
  5. 月の港

 ワイン好きの方でしたら、一度は訪れてみたいフランスのボルドー。憧れのシャトー(ワイナリー)巡り、レストランやバーでの優雅なひととき…。大人の旅が楽しめそうです。今回は、多くの人から人気の5大シャトー、そしてその他の観光スポットについて、くわしくご紹介していきます。

1 5大シャトー

 ボルドーを訪れる目的がシャトー(ワイナリー)巡りだという方、多いのではないでしょうか?ボルドーには8,000を超えるシャトーがありますが、その中で最高ランクに位置しているのが5大シャトーです。すべてを回るのは難しいですが、ツアーに参加すれば2~3ヶ所回ることができます。それでは、5大シャトーの特徴を簡単にご紹介していきます。

(1)シャトー・ムートン・ロートシルト

毎年変わる有名画家によるアートラベルが有名なシャトーです。非常に革命的なシャトーで、ぶどう栽培環境や熟成方法で、新たな手法を生み出し続けています。

(2)シャトー・マルゴー

最も女性的で優美なワインを醸造するシャトーだと言われています。パリ万博での格付けの際、唯一の満点シャトーとなったことでも有名です。

(3)シャトー・ラフィット・ロートシルト

数々の歴史上の舞台に登場する伝説的なシャトー。ルイ15世が好んだことでも有名です。気品ある味わいが特徴で、長期熟成を経たものは究極のエレガンスを体現しています。

(4)シャトー・ラトゥール

最も力強く男性的なワインを醸造するシャトーだと言われています。5大シャトーの中で、最も安定して高品質なワインを作るシャトーだと評判です。

(5)シャトー・オー・ブリオン

5大シャトーで唯一ボルドー市内に位置しています。ボディが厚くタイトな味わい。長期熟成でより美味しくなります。

2 ブルス広場

 ブルス広場は、市の中心部のサンピエール地区にある、ボルドーの商業の中心地です。2006年にブルス広場に「ミロワール ドー(水鏡)」が完成し、ブルス広場は撮影スポットとして注目を集めるようになりました。

水面に映る美しい歴史的建造物の姿は、写真に収めずにはいられません。夜には幻想的な反射をみせる水鏡…。三美神の噴水の裏にある、広場に面したレストランのテラスで、グラスを傾けながら眺めてみてはいかがでしょうか?アクセスは、Place de la Bourse駅から徒歩1分です。

3 ボルドー大劇場

 ボルドー大劇場は、世界で最も美しい劇場のひとつとして知られる、素晴らしい建造物です。1773年から1780年にかけて建築家ヴィクトル・ルイによって設計された、新古典派建築の代表的な建造物です。正面部分には、9人のミューズと3人の女神が立つ12本の柱があり、古代の美の神殿のようなたたずまいとなっています。エントランスホールの大階段は、パリのオペラ座のモデルにもなっているんです。ガイド付きツアーで劇場の内部を見学することをおすすめします。アクセスは、Grand Theatre駅から徒歩2分です。

4 サンタンドレ大聖堂

 歴史に興味がある方にとって、サンタンドレ大聖堂は、絶対外せない観光スポットです。そもそもボルドーの街は、毎年キリスト教徒数万人が巡礼すると言われているサンティアゴへの道として有名。サンティアゴ…正式名称サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン北西部)の大聖堂には、キリスト12使徒の一人である聖ヤコブが祀られているのです。

サンタンドレ大聖堂は、サンティアゴへの巡礼路となっている聖地で、世界遺産に登録されています。この大聖堂の美しさ、荘厳さは広く知られています。特に「王の門」にある「最後の審判」の彫刻は、フランスゴシック様式の名作として有名です。アクセスは、Hotel de ville駅から徒歩1分です。

5 月の港

 「月の港」とは、市の中心部のガロンヌ川に沿って広がる、三日月形のボルドー港につけられたニックネーム。バカラン通りからバリュダットまでの月の都には、ブルス広場やキーマーケット(新鮮な食品を取り扱う市場)があります。素敵なブティック、バー、レストランなどが建ち並び、散策や食事が楽しめますよ。もちろん撮影スポットもたくさん!この港は、その歴史的背景と情緒あふれる美しさから、世界遺産に登録されています。

まとめ

 ボルドーを訪れる目的は、本場のワインを味わうこと、買うこと…という人がほとんどではないでしょうか?しかし、美しい街ボルドーには、シャトー以外にも、見逃せない観光スポットがたくさん!この記事を参考にして、次回のボルドー訪問の際には、シャトー以外にも目を向け、観光を楽しんでみてください。