目次

  1. サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)
  2. ジョットの鐘楼
  3. ウフィツィ美術館
  4. ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)
  5. ショッピングスポット巡り

 イタリア周遊旅行で訪れる人が多い都市、フィレンツェ。観光スポットが数多く点在する街ですが、短い滞在時間でどこを周ればいいのか…迷ってしまいますよね。今回は、初めてフィレンツェを訪れる方におすすめしたい、定番の観光スポットをご紹介していきます。

1 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)

 「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」はフィレンツェのシンボルであり、最も重要な建造物。「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」は「花の聖母マリア」という意味。その名のとおり、白・ピンク・緑の色大理石で彩られた優雅で美しい大聖堂です。また、世界で4番目に大きな教会としても有名。

大聖堂内部の主祭壇の向かって左側にある新聖具室は、かの有名なメディチ家のロレンツォがパッツィ家に襲われ、命からがら逃げ込んだ場所。このとき、ロレンツォの弟ジュリアーノが殺害されてしまったそう…なんとも血なまぐさいエピソードです。茶色のドーム型の高さ91mのクーポラも見逃せません。

当時の建築技術では不可能と言われていた重いクーポラの建造…建築学上の奇跡と言われています。クーポラの頂上から見るフィレンツェの眺めはとても素晴らしいものです!ぜひ上ってみてください。アクセスは、フィレンツェSMN広場から徒歩15分です。

2 ジョットの鐘楼

 ドゥオーモの近くにある「ジョットの鐘楼」も、見逃せない観光スポットです。ドゥオーモと同じく白・緑・ピンク3色の大理石で装飾されたこの鐘楼は、イタリアで一番美しい鐘楼だと言われています。鐘楼には上ることができ、高さは84.7m。ドゥオーモのクーポラと比べると混まないので、こちらに上るのもおすすめ。

鐘楼の上はクーポラの絶好の撮影ポイントで、ここから撮るドゥオーモは、まるで雑誌の表紙のような美しさです。鐘楼内部の第一層には、科学や天体観測をテーマにしたレリーフがあり、これが大きな見どころとなっています。アクセスは、フィレンツェSMN広場から徒歩15分です。

3 ウフィツィ美術館

 ルネッサンス美術の宝庫として知られている世界有数の美術館「ウフィツィ美術館」。絵画に興味がない方にもぜひ訪れていただきたい、歴史的価値が高い美術館です。当時フィレンツェを収めていたメディチ家のコジモ一世が建造したこの美術館。

ここには、メディチ家が収集してきた膨大な美術品が収められています。最も有名な作品は、ボッティチェッリ作の「ビーナスの誕生」「春」です。非常に美しく華やかさのある作品で、当時のメディチ家の権勢を思い起こさせる絵画となっています。

その他、ミケランジェロ作の「聖家族と洗礼者ヨハネ」、ラファエッロ作の「ひわの聖母」も必見です。常に混雑しているスポットなので、事前予約がおすすめ。よりスムーズに入場したければ、オプショナルツアーで訪れるといいでしょう。アクセスは、ドゥオーモ広場より徒歩6分です。

4 ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)

 「ポンテ・ヴェッキオ」は、フィレンツェのガイドブックや、街を紹介する雑誌記事に必ず登場する、フォトジェニックな橋です。ローマ時代からあるフィレンツェで一番古い橋。第二次世界大戦時にも崩壊することなく残ったという、歴史の重みを感じる橋です。

橋のつくりは非常にユニーク…橋そのものの上に、何層にもなったカラフルな建物が覆いかぶさっているのです。まるでおとぎの国から飛び出してきたかのような橋!橋の上をそぞろ歩くと、伝統的なフィレンツェ彫りを施したジュエリー店が多数あり、ショッピングも楽しめますよ。アクセスは、ドゥオーモ広場より徒歩8分です。

5 ショッピングスポット巡り

 フィレンツェでは、洋服や食べ物などのショッピングも楽しみたいですね。ここでは、中心地である「ドゥオーモ広場」から歩いてすぐのショッピングスポットをご紹介していきます。デパートなら「ラ・リナシェンテ」がおすすめ。

ブランドショッピングが楽しめますし、センスの良い生活雑貨も手に入ります。タックスフリーオフィスがあり、先に税金を円で返してもらえるのも、旅行者には嬉しいサービスです。スーパーなら「ペーニャ」がおすすめ。観光客にも人気がある、外観が美しく品揃えが良い高級スーパーです。

お菓子、調味料、パスタなど、ペーニャが厳選したワンランク上の逸品が揃っています。食料品店なら「イータリー」がおすすめ。「イータリー」は日本にも進出していますが、こちらは品揃えが素晴らしく、なんといっても価格が安い!最高級のセモリナ粉を使用したスパゲッティ、オリーブオイルなどがおすすめです。

まとめ

 フィレンツェが最も輝いていた時代のルネッサンス美術および建築物。それらは、数多の戦禍を経てもなお、在りし日の姿をとどめ、訪れる私たちの目を楽しませてくれます。この記事では、古き良き時代のフィレンツェを肌で感じられる素敵な観光スポットを、たくさんご紹介してきました。次のイタリア旅行では、フィレンツェで長めに時間をとり、ゆったりと観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?