1. 出雲大社(島根県)
  2. 厳島神社(広島県)
  3. 最上稲荷(岡山県)
  4. 白兎神社(鳥取県)
  5. 防府天満宮(山口県)

 みなさんは年末年始の予定は決まっていますか?年末年始どのように過ごすのかまだ予定が決まっていないという方もいるのではないでしょうか?そこで今回はおすすめの中国地方の初詣スポットを5つ紹介します。ぜひこれから予定を立てる方の参考にしていただけたらと思います。

1 出雲大社(島根県)

 島根県出雲市にあります。出雲大社といえば縁結びの神様として有名です。また日本屈指のパワースポットとして人気があります。ここでいう縁結びとは恋愛だけではなく仕事の縁、友人の縁など様々な良縁を導いてくれることを言います。毎年初詣には約60万人ほどの多くの参拝者が訪れます。これから出雲大社の見どころを紹介します。

太いしめ縄が印象的な拝殿

 松並木を通り抜けると拝殿があります。太いしめ縄がとても印象的な拝殿です。ここ出雲大社での参拝の仕方は他の神社とは違い少し変わっています。そのやり方というのは通常の参拝のしかたは「2礼2拍手1礼」ですが、出雲大社では「2礼4拍手1礼」が正しい参拝の仕方です。そしてお祈りをする時はまず初めに心の中で名前を名乗り、日ごろの感謝をお伝えしてからお願い事をします。そうするともしかしたら願い事が叶うかもしれません。

天神社

 出雲大社の敷地内に「亀の尾の滝」という場所があります。その滝に前にある「天神社」には大国柱命と協力して国作りを行った神様スクナビコナノカミが祀られています。

命主社の木

 命主社の木は樹齢1000年とも言われるムクの御神木にことです。とても神秘的な姿です。見ていると心が落ち着きパワーをいただいたような気分になります。

出雲大社 URL https://izumooyashiro.or.jp

2 厳島神社(広島県)

 広島県瀬戸内海に浮かぶ宮島に浮かぶ神社です。海に浮かぶ赤い鳥居が有名です。ほとんどの人が知っているのではないでしょうか?厳島神社にいくのには本土から船に乗っていきます。宮島は日本三景の一つに選ばれています。正式名称は「厳島」ですが通称の「宮島」で呼ばれることが多いようです。そして毎年初詣には約10万人の参拝者が訪れる初詣でも人気のスポットです。これから厳島の見どころを紹介します。

何といっても歴史を感じる絶景スポット

 厳島神社は国宝・重要文化財にも指定されています。海に浮かぶ赤い鳥居だけではなく客神社(まろうどじんじゃ)・高舞台なども国宝や重要文化財です。そして赤い鳥居は遠くから見ても美しいですが、近くで見ると迫力があります。赤い鳥居の高さは16メートルです。なんと奈良の大仏とほぼ同じ高さなんです。干潮時にはすぐそばまで歩いていくことができます。

厳島神社 URL http://www.itsukushimajinja.jp

3 最上稲荷(岡山県)

 京都の「伏見稲荷」、愛知県「豊川稲荷」に並んで日本三大稲荷と数えるほど最上稲荷は歴史と格式があります。稲荷神社でありながら日本古来の神仏習合の姿を今でも残っています。正式名称は「最上稲荷山妙教寺」です。毎年初詣には約60万人ほどの参拝者が訪れ、その人数は岡山県では1位です。ここでは最上稲荷について見どころを紹介します。

巨大な鳥居

 最上稲荷の鳥居は高さ27.5m、柱の太さが4.6m、総重量は2800tととても大きい鳥居です。大改修が行われて現在の姿になったそうです。本殿からは離れた場所にありますが遠くから鳥居を見てもその姿は圧巻です。

神社とお寺が一緒?

 通常は最上稲荷と呼ばれていますが正式名は「最上稲荷山教寺」です。山門にも書かれています。確かに神社とお寺が一つというのは不思議に感じます。日本に仏教が伝来し広く普及していく中で、日本神道仏教は長い時間をかけながら融合しました。過去には仏教に帰依した天皇が存在し、日本の歴史から見れば神社とお寺が一体という期間がむしろ長いのです。

明確に分離するようになるのは明治時代の生官布告とそのあとの大教宣布によるものです。最上稲荷は岡山県内でも極めて珍しい神仏分離の影響を免れたことになります。本殿は神宮形式になっています。日本三大稲荷の一つという「強力なパワースポット」で祈願してみてはいかがでしょうか。

最上稲荷 URL http://www.inari.ne.jp

4 白兎神社(鳥取県)

 日本最古の書に記されている神話「因幡の白うさぎ」の舞台になった神社です。傷の平癒や皮膚病そして縁結びにご利益があると言われています。境内のあちらこちらにうさぎがいます。また毎年初詣では多くの参拝者が訪れ、その人数は鳥取県で3位です。ここでは白兎神社の見どころを紹介します。

境内のあちらこちらにうさぎ

 ワニザメをだましてしまったことで毛をはぎとられてしまった白うさぎに大国主大神が傷を治す方法を教えました。元の姿に戻ることができた白うさぎは大国主大神が恋焦がれていた因幡に住む美女と結ばれると予言し実際に夫婦になったという話があります。

この神話により、特に叶わぬ恋の成就を願う女性に人気の神社となっています。また参道を歩いているとうさぎの周りには白い石があります。この白い石は良縁、子宝、繁盛、飛躍、健康の5つのご縁の結び石です。石を投げて鳥居の上に置くことができたら願いが叶うと言われています。お守りとして肌身離さずもつのもOKです。

菊座石

 しめ縄がある本殿は厳かな雰囲気です。うさぎたちがいる鳥居付近とは雰囲気が変わります。本殿を支えている土台石には菊の紋章が彫刻されています。これは全国的にも珍しいそうです。神社創設が皇室と何かしら関係があったのではないかと言われています。

白兎神社 URL https://hakutojinja.jp

5 防府天満宮(山口県)

 京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並び日本三天神の一つと言われています。学問の神様として知られている菅原道真をはじめ祖先も祀られています。家内安全、健康長寿、商売繫昌など様々なご利益がありますが、菅原道真を祀っているとあり合格祈願や学業成就で訪れる人が絶えません。初詣では毎年約43万人の参拝者が訪れその人数は山口県内で2位です。ここでは防府天満宮の見どころを紹介します。

牛像

 境内には大きな牛の像があります。菅原道真と牛とはご縁があるということで牛が「神の使い」とされています。牛を撫でればもしかしたら願いが叶うかもしれません。

変わったお守りやおみくじ

 防府天満宮ではちょっと変わったお守りやおみくじがあります。変わったおみくじでは「目出鯛」にかけた一年安鯛おみくじです。飾っても可愛い鯛の形をしています。中には金色の鯛が入っていることもあるそうです。そのほかお守りでは「落ちない」お守りということで航空学生に人気の空守(そらまもり)があります。また「LOVE」の文字が入ったお守りがあります。子宝に恵まれ、家族愛に満ちていたとされている菅原道真にあやかり「LOVE=愛」に満ちますようにという願いがこめられたお守りです。

防府天満宮 URL https://www.hofutenmangu.com

まとめ

 今回紹介した中国地方の初詣スポット5つにはそれぞれのこだわりと歴史があります。日本で有名な神社から地元で有名な神社まで様々です。紹介した内容を参考にしていただき、自分の悩みや願い事にあった神社に行ってみてください。そして新たな気持ちで新しい年をスタートしましょう。