目次

  1. ユングフラウヨッホ
  2. ラウターブルンネン
  3. ゴルナーグラート展望台
  4. スンネッガ展望台
  5. 国際連合ヨーロッパ本部

 山好きの人たちが一生に一度は行ってみたいと憧れる国、スイス。日本で高い山に登ろうと思ったら、自分の足で登るしかありません。眺めが素晴らしい登山列車で、ほとんど歩かずに高い山の展望台にアクセスできるスイスは、とても魅力的。そんなスイスのおすすめ観光スポットを、厳選してご紹介していきます。

1 ユングフラウヨッホ

 「ユングフラウヨッホ」とは、スイスの名峰「ユングフラウ」と「メンヒ」を結ぶ稜線に位置する地名です。スイスアルプス観光のハイライトとして知られる観光スポット。ほとんど歩かずにスイスアルプスの雄大さを肌で感じることができる、世代を問わず楽しめるおすすめの観光地です。

インターラーケンやグリンデルワルトなどの街に宿泊し、電車でクライネシャイデックへ。そこからユングフラウ鉄道に乗って、終点のユングフラウヨッホまで行きます。途中駅のクライネシャイデックから出発できるハイキングコースが多数あるので、のんびりハイキングするのもおすすめ。

ユングフラウヨッホ駅は「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれ、標高3454m地点にあります。全長23キロにも及ぶ巨大な氷河「アレッチ氷河」が目の前に広がります。エレベーターでスフィンクス展望台に行くことができます。ガラス越しではない屋外の展望台。迫力満点の眺めを楽しむことができます。アクセスは、インターラーケンオスト駅よりユングフラウ鉄道で約2時間15分です。

2 ラウターブルンネン

 日本人観光客の多くが、グリンデルワルトに宿泊します。グリンデルワルトにほど近い「ラウターブルンネン」村は、とても可愛らしく写真映えするスポットです。U字谷の谷底に位置するこの村には、独特のひっそりした雰囲気があり、そぞろ歩くと、おとぎの国に迷い込んでしまったような気持ちになります。

村を流れる白リュッチーネ川の谷には、72もの滝があり、それぞれ美しく迫力ある姿を見せてくれます。特に、姿をほぼ岩石内に隠した珍しい滝「トリュンメルバッハの滝」は必見。エレベーターに乗ると、滝の上部からその姿を眺めることができますよ。アクセスは、インターラーケンオスト駅より登山電車で約20分です。

3 ゴルナーグラート展望台

 スイスが誇る名峰「マッターホルン」。登山しなくてもマッターホルンの眺めを満喫できる「ゴルナーグラート展望台」が人気です。ツェルマット駅からゴルナーグラート鉄道に乗って、33分で到着。マッターホルン、そしてヨーロッパアルプスの3/4にあたる29もの峰々が、ゴルナーグラート展望台を囲むようにそびえ立っています。

ゴルナーグラート駅のすぐ上にあるクルムホテルからの眺めも素晴らしいので、カフェやレストランに立ち寄ってみてください。ハイキングが楽しめるのも魅力。ゴルナーグラート駅の隣のローテンボーデン駅からのハイキングコースは高低差が少ないので、初心者にもおすすめです。

4 スンネッガ展望台

 「ゴルナーグラート展望台」に行く方には、同じエリアにある「スンネッガ展望台」にも行ってみることをおすすめ。ツェルマットからケーブルカーで3分で展望台に到着します。この展望台はゴルナーグラート展望台とは角度が違うので、マッターホルンの東壁と北壁が均等に美しく見えるのが魅力です。小さなゴンドラで1分、または歩いて行ける山上湖のライゼ湖でのんびり過ごすのもいいでしょう。ここでは水遊びが楽しめますので、子連れの方には特におすすめですよ。

5 国際連合ヨーロッパ本部

 スイスの観光は山岳リゾートが中心になりますが、都市型の観光も魅力たっぷり。時間の都合で1ヶ所しか行けない場合は、ジュネーブの「国際連合ヨーロッパ本部」がおすすめ。ジュネーブには多数の国際機関の本部が置かれており、永世中立国スイスを象徴するような雰囲気を味わうことができます。

「国際連合ヨーロッパ本部」は、1920年に建設された、年間700以上の国際会議が開催される総会議場です。内部は、ガイドツアー(1時間程度)に参加することで見学可能となっています。世界最大規模の図書館は必見。その中には、国際条約の原文を所蔵する博物館もあります。アクセスは、市電No.13、15のNations下車すぐです。

まとめ

 登山列車が整備されているスイスは、体力がない人でも名峰の眺めを満喫できる、世界中の観光客から愛されている国です。日本人観光客、特に中高年層から人気が高く、リピーターになる方も多数!展望台観光だけではなく、展望台や駅を起点としたハイキングも楽しいので、ぜひトライしてみてください。この記事を参考にして、次の長期休暇に、スイス旅行を計画してみてはいかがでしょうか?