目次

  1. 横手焼きそば
  2. 花ずし
  3. きりたんぽ・きりたんぽ鍋
  4. ババヘラアイス
  5. 稲庭うどん

 雪国のイメージが強い秋田県は、伝統的な郷土料理が有名です。一方、個性的なご当地グルメも多く、一度は訪れてみたいエリアです。今回は、秋田県のご当地グルメ5選をご紹介します。

1 横手焼きそば

 ご当地グルメブームの火付け役ともいえる有名な「横手焼きそば」。太麺を使用し、具材には野菜や豚ひき肉が使われています。特徴は、焼きそばの上の目玉焼き!福神漬けを添えて食べる、一風変わった焼きそばです。しかし、B級グルメのイベントでは、高い評価を受けて、全国的にも有名なご当地焼きそばとなりました。

2 花ずし

 茄子と菊の花、もち米で作られる郷土料理です。すしと言いますが、実は、漬物なのです。もち米は、茄子と菊の花を密着させるために使われています。お正月やお盆に食卓に並ぶ家庭料理として、親しまれてきました。もち米の自然な甘さ、菊の花の苦みと唐辛子のピリ辛が絶妙なハーモニーとなっています。一つ一つ手作業で手間をかけて作られた、鮮やかで上品な姿が、食卓を華やかにしてくれます。

3 きりたんぽ・きりたんぽ鍋

 きりたんぽは、炊き立てのご飯を半づきにして、秋田杉の串を包むように巻き付けて焼いたものです。きりたんぽ鍋は、比内地鶏や季節の野菜を煮込み、棒から外したきりたんぽを切って入れていきます。秋田県を代表する郷土料理で、主食のご飯とおかずが一つの鍋で味わえます。スープをたっぷり吸い込んだきりたんぽの食感が優しく、栄養満点の鍋料理です。


4 ババヘラアイス

 秋田県の国道沿いに突如現れるパラソルとおばちゃん。秋田県民なら誰もが知っているアイスクリームの路上販売です。秋田の方言で、中高年の女性を「ババ」と言い、アイスをヘラで盛っていくから、「ババヘラアイス」と呼ばれています。目印は、黄色とピンクのパラソル。「ババ」が慣れた手つきでアイスを盛っていきます。イチゴ味とバナナ味が主流で、ジェラートのような味わいです。ベテランのババさんは、バラやチューリップ形に盛るのだそう。食べるのがもったいないと言ってると、溶けてしまうので要注意です(笑)

5 稲庭うどん

 湯沢市稲庭町発祥のご当地うどん「稲庭うどん」。およそ350年の歴史を誇る日本三大うどんの一つです。職人の手作業で作られる稲庭うどんは、3日から4日ほど寝かせ熟成することで、独自の食感とコシを引き出します。透明感のある美しい麺は、まるで秋田美人のようだと表現されています。細麺ながらしっかりとしたコシ、なめらかな舌触りは極上の味を引き立てています。


まとめ

 歴史がある郷土料理が魅力的な秋田県。地元の人たちとふれあい、故郷の味を楽しんでみてください。