目次
- ぼたん鍋
- そばめし
- にくてん
- かつめし
- 明石焼き

関西屈指の観光スポットを誇る兵庫県。美味しいご当地グルメの宝庫でもあります。日本海や瀬戸内海の海の幸、淡路島の特産品など、魅力的な郷土料理がたくさんあります。今回は、兵庫県が誇るご当地グルメ5選をご紹介ます。

1 ぼたん鍋

兵庫県丹波篠山地方は、イノシシ肉の日本三大名産地の一つです。「ぼたん鍋」は、主に冬に食べられる郷土料理です。イノシシ肉の切り身が、牡丹の花のように盛り付けられていることから、「ぼたん鍋」と名付けられました。明治時代、食肉が解禁され誕生したそうです。当時、捕獲したイノシシ肉を味噌汁に入れたものが、原形と言われています。その後、丹波篠山地方でみそ仕立ての「ぼたん鍋」が食べられるようになりました。

2 そばめし

神戸市自慢のB級グルメ「そばめし」は、細かく切った焼きそばとご飯を炒めた料理です。昭和30年代、神戸のお好み焼き屋さんで、焼きそばに余ったご飯を混ぜてほしいと要望があり、生まれたメニューです。スパイシーなソースと、ご飯が絡み食欲をそそります。牛すじやこんにゃくを甘辛く煮た「ぼっかけ」と組み合わせて、絶品のそばめしを提供しているお店もあります。

3 にくてん

兵庫県南東部の高砂市発祥のご当地グルメです。見た目はお好み焼きですが、具材には、じゃがいもやこんにゃく、甘辛く煮たすじ肉が使われます。大阪のお好み焼きとは違い、生地の上に具材をのせて、重ねていきます。きっかけは、家庭で余ったおでんをアレンジして作られたのだそう。今では、ご当地グルメとして食べられるようになりました。市内のお好み焼き屋さんで、定番のメニューとなっています。

4 かつめし

加古川市の名物グルメ「かつめし」。お皿に平たく敷いたご飯の上に、ビーフカツをのせます。特製のデミグラスソースをかけて、いただきます。茹でキャベツが添えられているのが、特徴です。丼ではなくお皿に盛り付けるため、洋食のようですが、お箸で食べるのが一般的です。戦後まもなく、市内の食堂で、気軽に食べられる洋食として考案されました。全国的にも有名となり、ファーストフードやスナック菓子とコラボ商品を発売しています。

5 明石焼き

明石市のソウルフード「明石焼き」。小麦粉や卵、だし汁、浮粉を混ぜた生地を、天板に流しいれてタコを入れて焼きます。たこ焼きと違って、だし汁につけながら食べます。明石市や播磨地域では、「玉子焼き」とも呼ばれています。江戸末期から食べられている説もあり、伝統的な郷土料理です。今では、市内の70軒以上の飲食店で提供されています。

港町や異人館など、有名観光スポットも多い兵庫県。旅の思い出に、美味しいご当地グルメもお楽しみください!
