目次

  1. サグラダ・ファミリア
  2. カサ・バトリョ
  3. カサ・ミラ
  4. カタルーニャ美術館
  5. カタルーニャ音楽堂

 情熱の国スペイン。中でも抜群の人気を誇るバルセロナには、天才建築家ガウディの作品群が点在しており、街中どこでも絵になる素敵な街です。建築・美術に興味がある人は、一生に一度は訪れたいと思っているのでは?今回はバルセロナのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

1 サグラダ・ファミリア

 バルセロナを観光するならば「サグラダ・ファミリア」は外せません。天才建築家ガウディが手がけた、スペインを代表する巨大教会です。観るものすべてを圧倒する様式美…世界中のあらゆる建築物の中で、最も重要な建築物のひとつです。1882年に着工し、140年近い年月が過ぎてもいまだ未完成です。

完成まで300年はかかると言われていましたが、IT技術の導入により、2026年に完成予定となっています。キリストの誕生から成長を描いた「生誕のファザード」、そしてキリストの受難と死を描いた「受難のファザード」、ふたつの彫刻が見どころとなっています。教会内部には、青・緑・黄・橙色の美しいステンドグラスの光が差し込み…幻想的な空間は必見ですよ。

2 カサ・バトリョ

 バルセロナを訪れたら、数々の「ガウディ建築」を観に行きたいですね。特におすすめの「カサ・バトリョ」をご紹介します。グラシア通りにあるガウディが手がけた建物のひとつ。2005年に世界遺産に登録されました。色彩豊かなステンドグラスやタイルで装飾された壁の美しさは必見です。

波打つような曲線的デザインが特徴的な建物で、テーマは「海」だと言われています。丸く盛り上がった屋根はドラゴンの背中、バルコニーはその犠牲者の骨を連想させることから、「骨の家」とも呼ばれています。知識がある方が楽しめるこちらのスポット…「音声ガイド」を聴きながら内部を見学するのがおすすめです。

3 カサ・ミラ

 「ガウディ建築」といえば、グラシア通りにある「カサ・ミラ」も見逃せません。1984年に世界遺産に登録されました。石灰岩の外壁は、柔らかく折り重なる地中海の波を思い起こさせ、からみついた海藻のようなバルコニーも強く心に刻まれます。

非常に芸術的で個性にあふれる建物で、ガウディにしか作り出せない作品だと言えるでしょう。屋上の煙突群が素晴らしいので、見逃さないようにしてください。リサイクルされた瓶を使ったものや不思議な形をした煙突が建ち並んでいます。

4 カタルーニャ美術館

 芸術の街バルセロナでは、美術館も必見。「カタルーニャ美術館」には、10~12世紀のキリスト教美術のロマネスクを中心に、現代に至るまでのあらゆるスペイン美術が一同に会しています。ロマネスク様式の宗教画は非常に充実しており…「サン・クリメント教会の全能のキリスト」という壁画は見逃さないようにしてください。モダン様式の作品群も、素晴らしい作品が目白押し。エル・グレコの「十字架を担うキリスト」やピカソの「帽子の女と皮の首」などが人気です。

5 カタルーニャ音楽堂

 「カタルーニャ音楽堂」は、ガウディに並びスペインの天才建築家と評されるムンタネーが手がけた建物です。1997年にはユネスコの世界遺産に登録されています。当時の最先端技術を駆使して作られた鉄骨構造、精巧な彫刻が施された赤煉瓦造りの外観は必見です。天井を覆い尽くす色鮮やかなステンドグラスが特に有名で、これを目当てに訪れる方が多いです。歴史や建物の説明が効けるガイドツアーもあります。ツアーでしか見学できない場所もあるので、ガイドツアーに参加することをおすすめします。

まとめ

 ガウディ建築をはじめとするアーティステックなスポットが数多く点在する、芸術の街バルセロナ。建築を学ぶ人・建築に興味がある人にとって「ガウディ建築」は、生涯で一度は見ておきたい憧れの建築物です。ヨーロッパ旅行を計画するとき、どの街を訪れればいいか、迷ってしまう人が多いですよね。しかし…建築好きならば、絶対に外せないのが「バルセロナ」!この記事を参考にして、次のヨーロッパ旅行では、バルセロナでゆっくりと時間をとって、散策してみてはいかがでしょうか?