目次
- 抹茶スイーツ
- 京漬物
- 日本酒(地酒)
- わらび餅
- 八ツ橋

「好きな観光地ランキング」などで常に上位に入ってくる京都府。食文化が発達しており、お土産の評判も高いです。最近では、京都に旅行に行けない方でも、京都の人気グルメをお取り寄せできるようになってきています。どんなお取り寄せ品がおすすめなのでしょうか?以下でご紹介していきます。
1 抹茶スイーツ
京都らしいお取り寄せスイーツの代表格が「抹茶スイーツ」です。香り豊かで上質な抹茶を使用したスイーツは、特に女性に人気ですよ。食べやすく手土産に最適なのが「抹茶フィナンシェ」。個包装になっており、賞味期限が長めです。香ばしい焼きアーモンド風味の中に抹茶の風味が広がる、しっとりふわふわの「抹茶フィナンシェ」は、大人の女性に特におすすめ。
チョコレート好きの方は、ぜひ「抹茶チョコ」を試してみてください。一押しは「抹茶の生チョコレート」。生チョコレートは冷凍しても風味が落ちないので、お取り寄せ向きのスイーツです。挽きたて抹茶のほろ苦さと鮮やかな緑が魅力の生チョコレートは、ホワイトチョコとブレンドすることによって、まろやかさも感じられる逸品になっています。「抹茶クッキー」も人気です。サクサクとした食感が特徴のクッキーの一種・ラングドシャを使った「抹茶ラングドシャ」がおすすめ。抹茶の豊かな香りが楽しめるサクサクのラングドシャに、まろやかなホワイトチョコをサンドした「抹茶ラングドシャ」は、まさに京都ならではのお菓子です。
2 京漬物
地元で栽培された四季折々の野菜の味を生かし、優れた保存方法で作られた「京漬物」は、お土産としてもお取り寄せの品としても人気です。数ある漬物の中でも、京の三大漬物として知られる「千枚漬」「すぐき」「しば漬」は、京都府から「京もの伝統食品」の指定を受けています。ここでは「京の三大漬物」をくわしくご紹介していきます。
「千枚漬」は、薄切りにした聖護院かぶらの浅漬けです。京都の冬を代表するお漬物。他の漬物と違って長期保存を目的としていない繊細な漬け上がりが特徴。明治23年に開かれた全国博覧会で全国名物番付に入選したことから需要が急増し、今日の「京に千枚漬あり」の地位が築かれました。
「すぐき」は、京野菜の酢茎菜(すぐきな)を、天秤漬けという独特の技術で塩漬けにして、さらに室(むろ)で乳酸醗酵させた酸味の強い漬物です。酢茎菜の栽培とすぐきの漬物作りは、桃山時代に始まりました。珍しい高級品として上層階級の贈答用に栽培・製造されていた、由緒正しい漬物です。
「しば漬」は、茄子・みょうがなどに大原特産の紫蘇を加え、乳酸醗酵させたものです。朝夕の寒暖差がある大原盆地は、良い紫蘇が育つ土地柄であり、高品質な大原産の紫蘇を使った「しば漬け」には、雅を好む京の人々を飽きさせない品の良さがあります。
3 日本酒(地酒)
日本酒ファンの憧れの的である京都の地酒は、お取り寄せで楽しむのがおすすめ。人気銘柄は数多くありますが、中でも特におすすめの銘柄をご紹介していきます。
人気の高い銘柄である「玉川」を醸す「木下酒造」は、京都府北部の丹後に蔵を構える老舗蔵です。代表銘柄「玉川」は、蔵のすぐ横を流れる清流「川上谷川」が、玉(宝石)のように美しい川だと言われていたことに由来します。「玉川」は「不思議な酒」と呼ばれているのですが、その理由は、時間の経過とともに変化する味わいです。通常、日本酒は開封してしまうと、どんどん劣化するのですが、「玉川」はそうではありません。傷みにくく、自宅でしばらく寝かせておくことで、熟成による味の変化が楽しめるのです。温度による味の変化も魅力的。冷酒、冷や(常温)、熱燗と、温度の変化により味わいが驚くほど変化します。時間の経過や温度の変化によって、何度でも違う味わいを楽しめる…「玉川」は、そんな奥深い日本酒なのです。
新時代の酒として人気の「蒼空(そうくう)」は、伏見の「藤岡酒造」の代表銘柄です。「蒼空」を語る際、「藤岡酒造」の閉鎖と復活に触れないわけにはいきません。商業100年の老舗「藤岡酒造」は、1995年に3代目当主の急死を受け、閉鎖されました。そのとき、藤岡酒造の酒の味わいに感動をおぼえた若者が、いつか必ず酒造りを復活させると誓いました。その若者、藤岡正章氏は、後に5代目当主となり「藤岡酒造」を復活させました。新生「藤岡酒造」で、新たに醸された「蒼空」は、老舗蔵の復活への第一歩をしるす酒となりました。「蒼空」の特徴であるすっきりとキレのよい味わいは、その銘柄名を体現するかのような、青空にも似た爽快さを感じさせます。
京都で人気の高い銘柄「神蔵(かぐら)」を醸す「松井酒造」は、2017年酒ー1グランプリ優勝蔵であり、全国的にも有名です。「神蔵」は京都府内で95%消費され、ほとんど県外には出回らない貴重なお酒です。京都市内の酒屋でも入手困難になるほどの人気。フルーティな香りとまろやかな米の甘み・旨み、潔い後口が特徴です。
4 わらび餅
京都の和のスイーツとして、お土産に買う人が多い「わらび餅」。最近では、お土産で買ったときのおいしさが忘れられず、お取り寄せする人も増えてきています。わらび餅は「わらび粉」というでんぷんからできています。わらび粉は、山菜のわらびの根っこからとれるものです。わらび粉は作るのに手間がかかるため、一般に売られているわらび粉の多くは、わらび100%ではなく、タピオカやさつまいもなどのでんぷんが混じっています。しかし、人気のわらび餅店のわらび餅の多くは、貴重な国産のわらび粉を使用して作られています。
わらび餅の特徴は、ぷるぷる、もちもちとした、何とも言えない食感です。わらび餅そのものに味はなく、つけて食べるものに左右されますが、通常、添えられているのは、黒蜜やきな粉です。最近では、チョコレート味や抹茶味のわらび餅も売り出されており、お子さんには特に人気ですよ。京都のわらび餅には「中に餡が入っている」ものが多いという特徴があります。「中に餡が入っている」わらび餅は、食べ応えがありますし、さまざまな食感が楽しめるので、お得感があります。

5 八ツ橋
京都に行ったら必ず買いたいお土産「八ツ橋」。最近は季節限定の商品が数多く売り出されています。季節ごとに京都に行くわけにはいかないですが「八ツ橋」をお取り寄せすれば、季節限定商品を手に入れることもでき、便利ですよ。八ツ橋には2種類あります。パリパリした堅焼きのお菓子「八ツ橋」とあんこの入った柔らかいお菓子「生八ツ橋」です。どちらも、米粉・砂糖・ニッキを混ぜたものを蒸し上げて、その生地を薄く伸ばすところまでは同じです。生地を焼き上げたのが「八ツ橋」、焼かずにそのまま切り出したものが「生八ツ橋」です。
「生八ツ橋」はメーカーによって、かなり特徴が異なりますので、簡単に説明していきます。メーカーによって「ニッキが強い」「ニッキが弱い」といった違いがあります。ニッキはかなりクセがあるので、子供のおやつには「ニッキが弱い」または「ニッキを使っていない」商品がおすすめです。「生八ツ橋」の定番の中身は「あんこ」です。最近は、子供や若者が食べやすい「洋風タイプの生八ツ橋」が数多く売られています。中身に「チョコレートクリーム、いちごミルク、きな粉キャラメル」などを使った変わり種商品は人気が高く、ニッキが苦手な人が多く購入しているようです。

まとめ

老舗の和菓子店が集まっている京都府は、和菓子のレベルが高く、他県とは比べ物になりません。洋風スイーツについても、老舗店から最先端のお洒落なショップまで、多くの店が集まっており、特にここ最近の進化には目を見張るものがあります。京漬物、日本酒など、スイーツ以外にも見逃せない食品がたくさん!旅行に行くチャンスがないあなた。豊富なラインナップが嬉しい「京都グルメ」をお取り寄せしてみてはいかがでしょうか?
