ベトナムの首都ハノイは、歴史的な見どころと街の日常が近い距離にあり、歩いて回れる範囲の中で景色が切り替わる都市です。旧市街とホアンキエム湖の周辺は観光と食が集まり、短い日程でも予定を組みやすい一方、空港から市内への移動、両替と通信、タクシーと配車アプリの使い分けなど、出発前に決めることも残ります。
東京(羽田・成田)発は直行便・乗継・LCCがあり、航空券は価格だけでなく、受託手荷物、変更・払い戻し、座席指定、チェックイン条件まで含めて比較が必要です。さらに、日帰りで組みやすいハロン湾やニンビンに加え、移動時間を確保して訪れたいサパなど、北部の観光地を組み合わせる選択肢もあります。この記事は、航空券の比較ポイントを起点に、時期、予算、ホテル立地、移動、治安、観光、グルメまでを一つずつ整理し、最後に午前・午後・夜のモデルコースで日程を組み立てます。

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目次
- はじめに|なぜハノイ旅行がおすすめなのか?
- 日数別の組み立て方|2泊3日・3泊4日・4泊5日の考え方
- 航空券の選び方|直行便・乗継・LCC・予約タイミング
- ベストシーズン|乾季/雨季の特徴と時期選びの注意点
- 予算の目安|航空券・宿泊・食事・移動・観光
- ホテルの選び方|立地(旧市街・ホアンキエム・西湖)
- 移動の基本|空港アクセスと市内交通(Grab/タクシー/徒歩)
- 治安と注意点|スリ・ぼったくり・両替・通信
- 観光の回り方|定番スポットと効率的な動線
- 近郊日帰り|ハロン湾・ニンビン・サパ
- グルメ攻略|定番料理と店選び
- モデルコース|2泊3日/3泊4日/4泊5日(時間帯別)
- ひとり旅のコツ|宿・食事・夜の過ごし方
- 持ち物と出発前準備|服装・必需品・SIM/eSIM・保険
- よくある質問(Q&A)
- まとめ|失敗しないハノイ旅行の要点
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1. はじめに|なぜハノイ旅行がおすすめなのか?

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ベトナムの首都ハノイは1000年以上の歴史をもち、伝統文化とフランス植民地建築が調和した趣深い街です。紅河デルタに位置し、古都タンロンとして繁栄した歴史地区やホアンキエム湖周辺には、昔ながらの街並みと活気ある市場が広がっています。東京(羽田・成田)から直行便で約5〜6時間とアクセスも良く、週末を利用した短期旅行にも最適です。物価が比較的安くコストパフォーマンスが高いのも魅力で、美味しいベトナム料理や世界遺産の秘境を手頃な予算で楽しめます。加えて、世界遺産ハロン湾への拠点となるなど周辺観光資源にも恵まれ、初めてのベトナム旅行先としてハノイはおすすめの都市です。
文化的な見どころの多さもハノイの魅力です。旧市街の36通りでは職人街が軒を連ね、通りごとに伝統工芸品や食材を扱う様子に出会えます。ホーチミン廟や文廟といった史跡ではベトナムの歴史に触れ、夜はターヒエン通り(ビアホイ通り)で地元の人々と生ビール(ビアホイ)を楽しむこともできます。治安面も比較的安定しており、凶悪犯罪は少ない一方、観光客を狙ったスリや詐欺には注意が必要ですが、基本的な安全対策をとれば一人旅でも安心して散策できます。歴史・グルメ・自然のすべてを程よく満喫できるハノイは、年末年始・ゴールデンウィーク・夏休みといった長期休暇に「アジアの文化都市」を体験する旅先として最適と言えるでしょう。
2. 日数別の組み立て方|2泊3日・3泊4日・4泊5日の考え方

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旅行の日程に応じて、ハノイ観光の重点や近郊ツアーの組み込み方を調整しましょう。2泊3日であれば市内観光を中心に、希望があれば世界遺産ハロン湾の日帰りツアーを1日加えるイメージです。3泊4日の場合、市内観光に加えてハロン湾クルーズを組み込んでも余裕が生まれます。さらに4泊5日あれば、ハロン湾に加えて「陸のハロン湾」と呼ばれるニンビン省への日帰り旅行なども盛り込み、ハノイ周辺の見どころを網羅できるでしょう。
短い日程では移動効率が鍵になります。ハノイの観光スポットは旧市街・ホアンキエム湖周辺、バーディン区(ホーチミン廟や文廟)、タイ湖周辺などに点在していますが、Grab(配車アプリ)やタクシーを活用すれば短期間でも効率よく回れます。2泊3日では到着日の午後と最終日の午前を上手に使い、市内の主要スポット(旧市街、ホアンキエム湖、ナイトマーケットなど)を押さえましょう。ハロン湾ツアーに1日充てる場合は、市内観光は半日に凝縮する形になります。
3泊4日では、市内観光に丸1日、ハロン湾日帰りに1日、残りを移動や自由行動に充てる構成が一般的です。主要スポット観光と世界遺産体験をバランス良く配置でき、初めてのハノイ旅行として満足度の高いプランとなるでしょう。4泊5日以上あれば、ハロン湾・ニンビン双方の日帰りツアーを組み込んでも時間にゆとりが生まれます。例えば「ハロン湾+ホーチミン廟+ニンビン」といった多彩な組み合わせも可能で、ハノイとその近郊を存分に楽しめます。
いずれの日程でも、旅の目的に優先順位をつけることが大切です。歴史探訪重視なら博物館巡りに時間を割き、自然重視なら郊外ツアーの日数を多めに取るなど、日程に応じて柔軟に計画しましょう。また、年末年始やGWなど繁忙期は各スポットが混雑するため、時間に余裕を持った行動計画を心がけることもポイントです。
3. 航空券の選び方|直行便・乗継・LCC・予約タイミング

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東京からハノイへの直行便は複数の航空会社が運航しています。全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)、ベトナム航空が羽田・成田から毎日直行便を運航しており、所要時間は約5時間30分です。直行便は時間の節約になりますが、早めの予約が肝心です。特に年末年始やGW、お盆などの大型連休時は航空券が高騰しやすく、直行便エコノミーの相場は通常期往復6〜7万円台から、ピーク時には10万円超に跳ね上がります。例えば東京–ハノイ往復エコノミーは安い時期で総額約6.3万円〜、高い時期では約13万円〜というデータがあります。連休の旅行を計画している場合、少なくとも2〜3ヶ月前には予約を検討しましょう。出発4週間前までに押さえると直前より約15%節約できたという分析もあります。

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LCC(格安航空会社)を利用すれば、航空券代をさらに抑えられる可能性があります。ベトナムのLCC「ベトジェットエア(VietJet Air)」は日本各地とハノイを結ぶ直行便を展開しており、成田空港からは毎日就航しています。関西・中部からも直行便があり、福岡・広島からも週数便運航(2025年現在)と、日本各地からのアクセスが拡充しています。LCCはセール時に往復3万円台〜のチケットが出ることもあり非常に魅力的です。ただし受託手荷物や機内食は有料の場合が多く、ディスカウント運賃は変更やキャンセルが不可など制約もあるため、予約時に条件を確認しましょう。またLCCは遅延が発生しやすい傾向も指摘されています。乗継便を利用する場合は、乗り継ぎ時間に余裕をもつなどリスク管理が必要です。
直行便に比べ時間はかかりますが、乗継便をあえて利用して費用を抑える方法もあります。ソウル(大韓航空・アシアナ)、バンコク(タイ国際航空・LCC各社)、シンガポール(シンガポール航空・スクート)などを経由するルートでは、オフシーズンに運賃が安くなることがあります。特に直行便が満席・高額なピーク時には、乗継便を検討する価値があります。ただし所要時間は乗継地での待ち時間含め10時間以上になることも多いため、時間とコストのバランスを考慮しましょう。
航空券予約のタイミングについては、早めの計画が基本です。ベトナム航空のアドバイスによれば、4〜5か月前の早期予約で通常価格より最大10%節約できるとのこと。一方、格安航空券比較サイトの分析では「出発2〜3か月前に底値が出やすい」との声もあります。一般に、GW・年末年始などの繁忙期はできる限り半年前、遅くとも3か月前には予約するのが望ましいです。逆に雨季の平常期(例えば9〜11月)であれば2か月前でも間に合うケースがあります。いずれにせよ、価格動向を定期的にチェックし、安値を見つけたら即押さえる判断力が重要です。特典航空券の利用も選択肢ですが、この場合も予約開始直後の争奪戦になるため早めの行動が吉です。
最後に、航空券予約時には諸税と燃油サーチャージも忘れず確認しましょう。検索サイトの表示価格に加え、購入時には燃油料・空港利用税等が加算されます(東京–ハノイ往復の諸税込み価格は、航空券代+約3〜4万円程度が目安)。予算内に収まるか最終金額を確認してから決済するようにしてください。
4. ベストシーズン|乾季/雨季の特徴と時期選びの注意点

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ハノイの気候は四季に近い変化がありますが、大きく乾季(秋冬)と雨季(夏)に分けられます。乾季はおおよそ10月〜3月頃で、雨が少なく過ごしやすい時期です。ただし乾季の前半(11〜12月)は秋の陽気で快適な反面、後半の1〜3月は気温が下がり肌寒い日もあります。一方、雨季は5月〜9月頃で、高温多湿な夏の気候となります。特に7〜8月は連日30℃を超える猛暑日が続き、スコール(夕立)も頻繁です。「乾季=暑い、雨季=涼しい」という典型的な南国イメージとは逆で、ハノイでは「乾季は涼しく、雨季が暑い」点に注意が必要です。
ベストシーズンは一般的に春と秋と言われます。具体的には3〜5月の春先、および9〜11月の秋が気候的に穏やかで観光に適しています。秋(特に10〜11月)は雨季明けで晴天の日が多く、平均気温も22〜28℃程度と過ごしやすいため、ハノイ旅行のハイシーズンです。実際、ハノイのベストシーズンは10〜12月との声もあり、秋〜初冬の乾燥した時期は人気が高くなります。一方、春(3〜4月)は涼しすぎず暑すぎず、雨も少なめで観光しやすい時期です。桜ほどではありませんが街路樹の花が咲き、旧市街を散策するのにも良いシーズンです。
雨季の旅行も工夫次第では楽しめます。6〜8月の雨季真っ只中は確かに降雨量が多く(ハノイの8月平均降水量は約274mm)、蒸し暑さもあります。しかし、激しい雨は一時的で一日中降り続くことは少なく、雨上がりには涼が得られることもあります。またホテル代や航空券が安価になる傾向があり、「雨季=ローシーズン」を狙って予算を抑えたい旅にも適しています。ただし雨季に訪れる場合、台風シーズン(7〜10月)にもあたるため注意が必要です。特に9〜10月は北部・中部ベトナムに台風が接近しやすい時期で、ハロン湾クルーズが欠航になるケースもあります。最新の天気予報を確認し、必要に応じて旅程変更も視野に入れましょう。
寒暖差への備えも重要です。ハノイの冬(12〜2月)は最低気温10℃前後まで冷え込み、コートやダウンジャケットが必要になる日もあります。また曇天や細かな雨(いわゆる霧雨・小雨)の日が続くこともあり、防寒とともに撥水の上着があると安心です。一方、夏は日中35℃を超える猛暑となるため、通気性の良い服装や帽子・日焼け止め、こまめな水分補給が欠かせません。湿度も非常に高くなるため、汗をかいた時用に着替えやタオルを持ち歩くと快適です。以下に月別の気候と注意点をまとめた表を示します。
ハノイの月別気候(乾季・雨季)と旅行時の注意点
| 月 | 季節 | 平均気温※1 | 降水量※1 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 乾季(冬) | 約16~20℃ | 20mm | 霧雨が多く肌寒い。厚手の上着必携 |
| 2月 | 乾季(冬) | 約17~21℃ | 18mm | 小雨の日あり。上旬はテト休暇で混雑※2 |
| 3月 | 乾季(春) | 約20~24℃ | 34mm | 過ごしやすい陽気。本格的な花粉シーズン |
| 4月 | 乾季(春) | 約24~28℃ | 105mm | 徐々に蒸し暑く。GWは航空券高騰に注意 |
| 5月 | 雨季(初夏) | 約27~31℃ | 165mm | 暑さ本番。夕方のスコール増加 |
| 6月 | 雨季(夏) | 約29~33℃ | 266mm | 一年で最も暑い。帽子・日焼け止め必須 |
| 7月 | 雨季(夏) | 約29~34℃ | 253mm | 猛暑と豪雨。台風シーズン始まり |
| 8月 | 雨季(夏) | 約28~33℃ | 274mm | 台風ピーク。クルーズ欠航リスク |
| 9月 | 雨季(残暑) | 約27~32℃ | 243mm | 残暑厳しい。中秋節前後で行事あり |
| 10月 | 雨季→乾季 | 約25~30℃ | 156mm | 晴天増えるが台風留意。旅費は安め |
| 11月 | 乾季(秋) | 約22~27℃ | 59mm | 秋晴れ続くベストシーズン。服装は長袖程度 |
| 12月 | 乾季(冬) | 約18~22℃ | 18mm | 朝晩冷える。年末は観光客繁忙期 |
ハノイ旅行を計画する際は、以上の季節情報を踏まえて最適な時期を選んでください。気候が良い時期(秋・春)は航空券代も高めになる傾向があるため、旅費重視なら雨季オフシーズンも選択肢です。どの時期でも、それぞれの季節ならではの楽しみ方を見つけられるのがハノイ旅行の奥深さと言えるでしょう。
5. 予算の目安|航空券・宿泊・食事・移動・観光

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ハノイ旅行の予算は、旅行時期と旅のスタイルによって大きく変動しますが、個人旅行(ひとり旅)の場合の大まかな目安を把握しておきましょう。以下では費目別に、2泊3日・3泊4日・4泊5日それぞれの旅行で必要となるおおよその費用を比較します(円建て、1人あたり)。繁忙期か平常期かで費用差が出る点にも留意が必要です。
ハノイ旅行の費目別予算目安(1人あたり)
| 費目 | 2泊3日 | 3泊4日 | 4泊5日 |
|---|---|---|---|
| 航空券※1 | 50,000~80,000円 | 60,000~100,000円 | 60,000~110,000円 |
| 宿泊費※2 | 12,000~30,000円 | 18,000~45,000円 | 24,000~60,000円 |
| 食事代※3 | 6,000~9,000円 | 9,000~15,000円 | 12,000~20,000円 |
| 移動交通費※4 | 4,000~6,000円 | 6,000~8,000円 | 8,000~12,000円 |
| 観光・娯楽費※5 | 3,000~8,000円 | 5,000~15,000円 | 10,000~20,000円 |
| 合計(目安) | 75,000~130,000円 | 100,000~180,000円 | 120,000~220,000円 |
この表はあくまで目安ですが、例えば3泊4日の場合は一般的に10万〜18万円程度の予算が必要になることがわかります。内訳を見ると、やはり航空券と宿泊費が大きな比重を占めています。ハイシーズン(GW・年末年始等)は航空券代が平時の倍近くになるケースもあり、その分全体予算も跳ね上がります。逆に雨季オフシーズンなら航空券・ホテル代とも安く、上記目安の下限に近づけることも可能です。
コストを抑えるポイントとして、まず航空券は早期予約やLCC活用で節約します。また宿泊はホステルやゲストハウスを利用すれば1泊2,000〜4,000円程度まで下げることも可能です。実際、平日発着の4泊5日旅行で航空券+ドミトリー宿泊を合わせ約36,000円に抑えた例もあります。食事は屋台やローカル食堂を活用すれば1食あたり200〜500円程度で済み、1日1,000円前後でも十分楽しめます。移動も公共バス(7,000ドン≒40円程度)や徒歩を活用すれば格安です。ただし短期滞在で時間優先なら、多少コストをかけてでもタクシーやツアーを利用する方が効率的でしょう。
観光費用では、ハノイ市内の主要観光地は入場料が非常に安く(多くが数万ドン=数十〜数百円)、市内観光だけなら費用は抑えられます。一方、ハロン湾日帰りツアーは昼食込みで7,000〜15,000円程度、ニンビン日帰りも5,000〜10,000円程度が目安です。予算に余裕があれば、こうしたオプショナルツアーに投資することで旅の満足度が高まるでしょう。逆に予算が厳しい場合、市内無料スポット(旧市街の街歩き、ホアンキエム湖周辺散策など)や安価な現地ツアー(現地発着の英語ガイドツアーなど)を活用する手もあります。
最後に、現地で使う費用は基本的にベトナムドンになります。レートの良い両替方法(後述)や、クレジットカードの活用も含め、支払い方法を工夫することで実質コストを抑えることも可能です。いずれにせよ、自身の旅の優先順位に沿ってメリハリをつけた支出を心掛け、充実した旅を実現しましょう。
6. ホテルの選び方|立地(旧市街・ホアンキエム・西湖)

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ハノイのホテル選びでは、立地がとても重要です。観光や食べ歩きの利便性を考えると、以下のエリアが人気候補になります。
- 旧市街(オールドクォーター)周辺 – 36通りと呼ばれる歴史的商業地区で、安価なゲストハウスから中級ホテルまで選択肢が豊富です。ホアンキエム湖やナイトマーケットに歩いて行けて、食事や買い物に便利なのが最大の利点です。ただし狭い路地に面した宿も多く、夜間はバイクの騒音が気になる場合があります。旧市街のホテルは一人旅バックパッカー向けのドミトリー(相部屋)も充実しており、旅人同士の交流を求める方にも向いています。
- ホアンキエム湖エリア – 湖の周囲は緑が多く、旧市街に隣接しつつも比較的落ち着いた雰囲気です。湖畔のホテルは景色が良く、週末には歩行者天国となる湖周辺でイベントや路上演奏が楽しめます。価格帯は中〜高級が中心ですが、日本人経営のホテルや日本語対応スタッフがいるところもあり、初めての海外旅行でも安心感があります。観光・ビジネス拠点としても便利で、タクシーで主要施設へ移動しやすい立地です。
- 西湖(タイ湖)エリア – ハノイ最大の湖で、高級ホテルやレジデンスが点在するエリアです。旧市街ほどの喧騒はなく、落ち着いた滞在を求める人に適しています。5つ星ホテルチェーン(インターコンチネンタルなど)が湖畔にあり、リゾート的な雰囲気を味わえます。レストランやカフェも欧米人好みのお洒落な店が増えており、長期滞在の外国人も多い地区です。ただ、市中心から少し離れるため観光にはタクシー移動が必要で、渋滞時は少々時間がかかります。
以上のエリアそれぞれにメリットがありますが、初めてのハノイ旅行であれば利便性の高い旧市街〜ホアンキエム周辺がおすすめです。主要スポットが徒歩圏内で、夜もにぎやかなので一人歩きしても比較的人目があり安心できます。また、この界隈はホテルの競争が激しいためかコスパの良い宿が多く、3つ星クラスでも1泊5,000〜6,000円から見つかります。
宿選びの際は、以下のポイントにも注意しましょう
- 口コミ評価:日本人の口コミサイトやGoogleレビューで清潔さ・設備・接客などを確認します。安すぎる宿は設備が古いケースもあるので、多少割高でも評価の高い宿を選ぶと安心です。
- 部屋の静かさ:旧市街では夜遅くまで通りが騒がしいため、上階の部屋や裏手の部屋をリクエストすると静かに眠れます。耳栓を持参するのも一案です。
- 設備・サービス:Wi-Fiやエアコンはどの宿も概ね完備ですが、エレベーターが無い小規模ホテルもあります。荷物が多い場合はエレベーター有無を確認。フロントの24時間対応や、空港送迎サービスの有無もチェックポイントです。
- 治安面:基本的に大通り沿いのホテルなら安全ですが、女性の一人旅なら夜間の出入口の人通り状況なども気にしておきたいところです。ホアンキエム湖周辺や日本人街(Kim Ma周辺)にはセキュリティのしっかりしたホテルが多く安心感があります。
宿泊費の相場感として、ハノイ市内の3つ星ホテルは1泊5,000円台から、5つ星高級ホテルは1泊15,000円以上が目安です。旅の予算や重視ポイント(立地重視か快適性重視か)に応じて、エリアとホテルランクを選びましょう。予約はBooking.comやAgodaなどのオンライン予約サイトで日本語対応のものを利用できます。人気ホテルや安価な優良宿は満室になることもあるため、航空券と合わせ早めの予約がおすすめです。
7. 移動の基本|空港アクセスと市内交通(Grab/タクシー/徒歩)

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ノイバイ国際空港(HAN)から市内中心部までは約30kmあります。移動手段として代表的なのはタクシー、配車アプリ(Grab)、空港バスの3つです。タクシーの場合、所要約40〜60分、料金は40万ドン前後(約2,000円)です。空港到着ロビーにある信用できるタクシーカウンターや、公認タクシー(Mai Linh社やTaxi Group社など緑色や白青色の車)を利用しましょう。深夜到着でもタクシーは待機していますが、乗車前にメーター動作の確認と行き先(ホテル名など)の提示を忘れずに。万一ぼったくり運転手に遭った場合に備え、車両番号の写真を撮っておくと安心です。
配車アプリのGrab(グラブ)は東南アジアで広く使われており、ハノイでも非常に便利です。Grabアプリを使えば空港から目的地までの定額料金が事前に表示され、現地通貨がわからなくても安心して利用できます。空港では到着ロビー階ではなく出発階(上階)に上がってGrabを呼ぶとスムーズに乗れるという裏技もあります。料金はタクシーより若干安めで、ノイバイ空港→旧市街で約35万ドン前後が目安です。支払いは現金(ドン)のほか、アプリにクレジットカード登録してオンライン決済も可能です。ただし深夜帯はGrabカーが捕まりにくい場合もあるため、その際は無理に待たずタクシーに切り替える柔軟さも必要でしょう。

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空港バスは最安の選択肢です。市バスの路線では、例えば86番バスがノイバイ空港〜ハノイ駅間を結んでおり、ホアンキエム湖近くにも停車します。運賃はわずか35,000ドン(約200円)程度で、所要約60〜80分です。大型荷物も持ち込めますが、バス停留所から宿までは徒歩やタクシー移動が別途必要になります。またローカルバスなのでアナウンスは基本ベトナム語です。不安な場合は、乗車時に運転手や車掌に行き先(例:「Hoan Kiem」)を伝え、近づいたら教えてもらうと良いでしょう。初めてでバス利用が心配な場合は、旅行会社のシャトルバス(乗り合いバン、片道数百円〜)もあります。これは空港で客引きしている場合もありますが、事前予約も可能です。
また、事前予約の空港送迎を使う方法もあります。KKdayやKlookなどの予約サイトでは、ノイバイ空港〜ホテル間の送迎(専用車、乗り合い、バンなど)が商品として出ていることがあります。到着後にタクシー交渉や乗り場探しをしたくない場合に便利ですが、集合場所(どの階・どの出口か)、待ち合わせ方法(ドライバーの掲示名や連絡手段)、待機時間、深夜料金、キャンセル条件は商品ごとに違うため、予約前に商品ページの条件を必ず確認してください。
市内の移動は、徒歩とタクシー/Grabを上手に使い分けます。旧市街やフランス統治時代の街並みが残る地区は道が入り組んでいますが、主要な観光エリアは徒歩圏内に集中しています。徒歩で散策すれば路地裏の発見も多く、バイクの喧騒も含めて街の雰囲気を味わえるでしょう。ただしハノイは車とバイクの交通量が非常に多く、歩行者用信号があっても車優先の道路が少なくありません。道を横断する際は車やバイクの合間を縫ってゆっくり止まらず進むのがコツです。最初は勇気が要りますが、現地の人を真似て一定のペースで歩けば車が避けてくれます。慣れないうちは無理せず信号のある交差点を利用しましょう。

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中〜長距離の移動や荷物がある時は、積極的にタクシーやGrabを使いましょう。Grabアプリでは四輪車(GrabCar)の他に二輪バイクタクシー(GrabBike)も呼べます。短距離ならGrabBikeは渋滞をすり抜けて早く到着でき料金も安いため、後ろに乗ることに抵抗がなければおすすめです。ヘルメットはドライバーが貸してくれます。一般の流しタクシーを拾う場合は、メーターが正常に動いているか乗車時に確認してください。市内中心部の短距離移動(2〜3km)であれば、大体50,000〜100,000ドン(300〜600円)程度です。
なお、ハノイにも公共の路線バス網がありますが、観光客にはハードルが高めです。行き先表示や路線図が分かりづらく、本数も多くはありません。ただ最近は英語対応の市バスアプリなども登場しており、興味があればチャレンジしてみるのも良いでしょう。2021年にはハノイ初の都市鉄道(メトロ)も開業しましたが、現状は路線が限られており観光利用にはあまり向きません。
夜間の移動は特に注意が必要です。観光エリア内の移動でも、深夜に徒歩移動は避け、必ずタクシーやGrabを利用しましょう。旧市街の細い路地などは夜遅くなると人通りが減りスリやひったくりのリスクが高まります。酔っている時や女性の一人歩きの場合はなおさらです。ホテルのスタッフに呼んでもらうか、自分でGrabを手配して、ドアツードアで移動するのが安全策です。ハノイでは配車アプリの普及で移動のハードルは格段に下がっています。便利なツールを活用して、安全かつ効率的に観光地を巡りましょう。
8. 治安と注意点|スリ・ぼったくり・両替・通信

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ハノイは比較的治安が安定している都市ですが、観光客として最低限の注意は必要です。凶悪犯罪は少ないものの、観光客を狙ったスリ・ひったくりはしばしば発生します。旧市街や市場の人混みでは、リュックやバッグは前に抱えるか体に密着させ、スマートフォンや財布をポケットに無造作に入れないよう注意しましょう。特にバイクによるひったくりが多発しています。歩道の車道寄りを歩いていると、後方から近づいたバイクに肩掛けバッグを奪われるケースがよく報告されています。バッグは道路と反対側に持ち、必要以上に高価なアクセサリーを身につけて街を歩かないよう心がけてください。万一ひったくりに遭いそうになったら、抵抗すると転倒など二次被害の恐れがあるためすぐ手を離すことも身を守る一策です。
タクシーのぼったくりにも注意が必要です。空港や繁華街では悪質な白タクや偽タクシー運転手が観光客に高額料金を吹っかける事例があります。メーター交渉制のタクシーに乗る場合は、乗車前に目的地までの大まかな料金を確認し、不当な要求をされたら毅然と抗議しましょう。幸い、Grabなどの普及で正規の料金が可視化されてきているため、そうしたトラブルは減ってきています。また料金支払い時のごまかしにも注意しましょう。ベトナムドンは桁数が多く、紙幣の色も似ているため、支払い時に「0」を一つ間違えて大金を渡してしまうミスや、お釣りをごまかされるケースもあります。10万ドン札と20万ドン札(色が似ている)など取り違えに気をつけ、受け取った紙幣もその場で確認しましょう。
両替に関しては、安全な場所を選ぶことが重要です。日本円からベトナムドンへの両替は、空港・銀行・ホテル・街中の両替所などで可能です。レートが良いのは一般的に街中の公認両替所や宝石店ですが、中には観光客相手に不正をする店舗もあるため注意が必要です。信頼できる両替所かどうか見極めるには、店頭表示レートが明瞭か、手数料の有無が明示されているかなどをチェックしましょう。両替時はその場で金額を確認し、受け取った札束は自分でも数えて間違いがないか確認してください。なお、日本国内でドンに両替すると非常にレートが悪いため、基本は現地到着後に両替する方が有利です。空港では利便性優先で最低限の額を替え、市内で追加両替するのがおすすめです。またATMの利用も手段の一つです。ハノイ市内には至る所にATMがあります。VISAやMasterの国際カードで現地通貨を引き出せますが、1回の引き出し上限が300万ドン(約1.8万円)程度だったり、手数料が毎回数百円かかったりするので、手数料無料枠があるカードを持つかまとめて引き出すなど工夫しましょう。
通信手段についても事前に準備を。ハノイでは無料Wi-Fiがホテルやカフェ、レストランで広く提供されていますが、街歩きの際にオンライン地図を見たり配車アプリを使ったりするにはモバイル通信が欠かせません。おすすめは現地のSIMカードまたはeSIMを利用する方法です。主要キャリア(ViettelやMobifoneなど)のツーリストSIMは安価で大容量データプランがあり、空港到着ロビーで販売されています。例えば20万ドン(約1,200円)前後で10GB以上使えるプランもあります。最近はeSIMも普及しており、日本で事前に購入・QRコードで有効化しておけば現地でSIM差し替え不要で通信できます。eSIMサービス(Airalo等)なら、ハノイに着いた瞬間からネットに繋がるので便利です。通信環境を整えておけば、困ったときに日本語で調べ物をしたり翻訳アプリを使ったりでき、安全面でも心強いでしょう。
その他の注意点として、貴重品管理も基本ですが大切です。パスポートは可能な限りホテルのフロント預けか室内セーフティボックスに入れ、外出時はコピーやスマホ写真を持ち歩くとよいでしょう。現金も一箇所にまとめず分散して携帯し、大金を人前で数えたりしないようにします。また、慣れない土地では体調管理も油断禁物です。屋台飯は美味しいですが、生野菜や氷入り飲料でお腹を壊す人もいるので、心配な人は加熱された料理を中心に選びましょう。熱中症対策も夏場は必須です。
最後に、在ベトナム日本大使館が提供する「たびレジ」(簡易在留届)への登録や、大使館の安全情報ページのチェックも出発前におすすめします。大使館サイトでは最新の治安情報や緊急連絡先が掲載されています。不測の事態に備え、海外旅行保険への加入も含めて事前準備を万全にし、安全で快適なハノイ旅行を楽しんでください。
9. 観光の回り方|定番スポットと効率的な動線

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ハノイ市内には数多くの観光スポットがありますが、エリアごとに動線を考えると効率よく回れます。主要な見どころは大きく分けて以下のエリアに集中しています
- ホアンキエム湖と旧市街エリア:ホアンキエム湖(還剣湖)はハノイ市民の憩いの場であり、湖上に建つ玉山祠(玉山寺)や赤い木造橋が絵になるスポットです。湖の北側一帯が旧市街で、36通り(シルク通り、竹細工通りなど)を歩けば古い町並みと雑多な市場の活気に触れられます。旧市街周辺には大教会(聖ヨセフ大聖堂)や水上人形劇場などもあり、徒歩で回れる範囲に見所が集まっています。おすすめの散策ルートは、午前中にホアンキエム湖畔を散歩して玉山祠を見学し、昼は旧市街でフォーなど名物ランチ、午後〜夕方にかけて旧市街のショップやカフェ巡り、夜はタンロン水上人形劇鑑賞やビアホイ(生ビール)で乾杯、という流れです。旧市街の目抜き通りであるターヒエン通り(ビアホイ街)は夜になると観光客と地元若者でごった返し、ハノイのナイトライフを体感できます。
- バーディン・西湖エリア:ホアンキエム湖から3kmほど離れたバーディン区には、ホーチミン主席廟(ホーチミン廟)をはじめ政治・歴史に関わる名所が点在します。ホーチミン廟はベトナム建国の父・ホーおじさんの遺体が安置された霊廟で、見学には厳かな雰囲気の中で長蛇の列に並ぶ必要があります(開館は午前のみ、月・金休館)。廟の周辺にはホーおじさんの家(一柱寺や高床式の住居)もあり、まとめて見学するのが一般的です。服装に露出の多いものは避け、入口で手荷物検査がある点にも注意してください。バーディンエリアには他に、ベトナム初の大学跡である文廟(1070年創建)があります。文学の殿堂とも呼ばれる朱塗りの門や石碑はフォトジェニックで、学生たちが合格祈願に訪れる姿も見られます。文廟から歩いて行ける範囲にタンロン遺跡もあります。11世紀から約800年にわたり王朝の都が置かれた城跡で、2010年に世界文化遺産に登録されました。広大な敷地で発掘現場やフランス統治期の建物跡などが残り、歴史ファンには見逃せないスポットです。これらバーディン周辺の観光は、午前中の涼しいうちにホーチミン廟と周辺施設、午後に文廟とタンロン遺跡という回り方が効率的です。広範囲を移動するため、適宜タクシー/Grabを利用しましょう。
- フランス旧市街(ハイバーチュン区):ホアンキエム湖の南側一帯はかつてのフランス行政地区で、西洋風の街並みが広がります。代表的な見所に、黄色い外壁が美しいオペラハウス(ハノイ歌劇場)があります。1900年代初頭に建てられたコロニアル様式の劇場で、内部見学ツアーや夜の公演観賞も可能です。またその近くには、ベトナム女性博物館や歴史博物館など、テーマ別の博物館も点在しています。時間が許せばこれら博物館でベトナムの文化や戦争の歴史に触れるのも有意義でしょう。フランス旧市街エリアはショッピングにも適しており、高級ブティックやセンスの良い雑貨店・カフェが並びます。ホアンキエム湖からこのエリアまでは徒歩でも行けますが、ところどころ歩道が狭いところもあり、疲れたらタクシーを活用するとよいでしょう。
以上のように、エリアを意識しながら観光地をグループ化し動線を組むことで、短い滞在でも主要スポットを効率よく巡ることができます。モデルコースの章では、具体的な時間帯別スケジュールを日数ごとに提案しますので、ご自身の日程に合わせて参考にしてください。なお、ハノイは朝夕と日中で街の表情が変わる都市です。例えば早朝のホアンキエム湖は太極拳やダンスをする市民が集い、夜の旧市街はネオンと人いきれで別世界になります。できれば同じ場所でも時間帯を変えて訪れ、様々な顔のハノイを味わうのもおすすめです。
10. 近郊日帰り|ハロン湾・ニンビン・サパ

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ハノイ滞在中、日帰りで行ける近郊の名所も是非候補に入れましょう。北部ベトナムには世界的に有名な景勝地や文化遺産があり、ハノイ発着のツアーが充実しています。
- ハロン湾(世界自然遺産):ハノイ南東約170km、車で約3時間の所に位置し、大小2000以上の奇岩がエメラルド色の海に林立する絶景で知られます。その壮観な風景は「一生に一度は見たい景色」と称され、ハノイ観光に組み込むべき必見スポットです。日帰りツアーでは朝8時頃ハノイを出発し、昼前にハロン湾でクルーズ船に乗船。船上でのシーフードランチ、鍾乳洞探検やカヤック体験などアクティビティを楽しみ、夕方に下船して19時頃ハノイへ戻るのが一般的な流れです。片道3〜3.5時間の長距離移動となりますが、その価値は十分にあります。効率よく巡るには現地ツアーへの参加がベストで、自力で公共交通を使うのは時間的に非現実的です。費用はツアー内容によりますが日帰りで7,000〜15,000円程度。なお、天候による影響にも注意してください。台風シーズンにはツアーがキャンセルになることがあり、また冬季(12〜2月)は霧で視界が遮られる場合もあります。しかし晴天時のハロン湾はまさに圧巻の美で、旅のハイライトになるでしょう。
- ニンビン省(チャンアン・タムコック):ハノイの南約100km、こちらも車で2〜2.5時間とアクセス可能な内陸の景勝地です。石灰岩の奇峰が田園風景に点在し、川下りで渓谷や洞窟を巡る体験が人気です。特にチャンアンは世界複合遺産(自然+文化遺産)に登録されており、透明度の高い川面に映る奇岩の姿は「陸のハロン湾」と呼ばれるほど見事です。タムコックでは手漕ぎボートでのどかな水田風景を満喫できます。さらにニンビンにはベトナム古都ホアルーの遺跡もあり、10世紀の王朝寺院を訪ねることもできます。日帰りツアーでは朝出発して昼前にニンビン到着、ボートクルーズと寺院観光を組み合わせ、夕方にハノイ戻りという行程が一般的です。移動時間もハロン湾より短く、自然と文化の両方を味わえる点でリピーターにも人気です。費用は日帰りツアーで5,000〜10,000円程度。展望台に登るプランでは階段をかなり上るので、動きやすい服装・靴で参加しましょう。稲穂が黄金色に輝く9月下旬〜10月上旬や、収穫前の5月頃が特に美しい季節です。
- サパ(ラオカイ省):ハノイの西北約300km、山岳地帯の少数民族の町です。棚田が広がる絶景で有名で、最近ではSNS映えスポットとしても注目されています。サパへは直線距離こそ近いものの道路事情により車で片道6時間ほどかかります。そのため日帰りは難しく、1泊2日以上の行程がおすすめです。夜行寝台列車で行くプランや、新幹線のような高速バスもあります。サパでは黒モン族など山岳少数民族の村訪問やトレッキングが人気です。標高1600m前後と涼しく、1〜3月には氷点下になることもあるので防寒が必要です。サパ行きは旅程に余裕があり、自然好き・トレッキング好きな方向けですが、時間を割くだけの価値がある特別な体験となるでしょう。なお、サパ名物のファンシーパン山(インドシナ最高峰3143m)へはロープウェイも開通し、日帰り登頂(駅から徒歩少し)も可能になっています。
この他、ハノイ周辺には陶器の里バッチャン村(車で40分)や、仏教の霊場フエン(香)パゴダ(郊外の日帰り先)など小規模な郊外スポットもあります。しかし限られた日程では、上記のハロン湾・ニンビンといった世界遺産級のスポットを優先するのがおすすめです。日帰りツアーは旅行代理店カウンターやホテル経由で簡単に予約できますし、英語ガイドでよければ当日朝でも空きがあれば参加可能です。ただしハイシーズンは満席もあり得るため、確実に行きたい場合は事前予約をしておくと安心です。ハノイ発のオプショナルツアーを上手に組み込んで、旅の幅を広げてみてください。
11. グルメ攻略|定番料理と店選び

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ハノイは食の宝庫です。ベトナムを代表する料理の多くがハノイ発祥で、市内には安くて美味しいローカルグルメが溢れています。ここではハノイ旅行でぜひ味わいたい定番料理と、上手なレストラン選びのコツを紹介します。
- フォー(Pho):言わずと知れたベトナムの国民食。平たい米麺を澄んだスープでいただくハノイ発祥の料理です。牛肉のフォー・ボー、鶏肉のフォー・ガーが2大人気で、卓上のライムやチリで自分好みに味を調整しながら食べます。朝食として愛されており、早朝から開いている老舗も多いです。旧市街には行列のできるフォー専門店が点在し、例えば「Pho 10 Ly Quoc Su(リークオックスー通りのフォー10番)」はあっさりスープとコシのある麺で有名な人気店です。また鶏フォーの名店「Pho Ga 26(フォーガー26)」なども地元民に支持されています。一杯の価格は40,000〜60,000ドン(約250円〜400円)程度とリーズナブル。初めてでも安心して楽しめるハノイの定番グルメです。
- ブンチャー(Bún chả):ハノイ名物のつけ麺料理。炭火で焼いた甘辛豚焼肉と米麺(ブン)、香草・生野菜を、ヌクマムベースの甘酸っぱいタレに浸して食べます。昼食の定番で、麺と香草おかわり自由のお店もあります。ブンチャーはオバマ元大統領が訪れたことで世界的にも注目され、今やハノイグルメの代名詞となりました。彼が訪れた「Bún Chả Hương Liên(ブンチャー フオンリエン)」は「オバマブンチャー」の愛称で知られ、清潔な店内で観光客にも人気です。他にも旧市街の屋台「Bun Cha Ta」や「Bun Cha Dac Kim」といった名店があり、味の違いを食べ比べるのも一興。価格はだいたい40,000〜70,000ドン(約250〜450円)と安く、一人でも注文しやすい料理です。焼きたての香ばしい豚肉とたっぷりのハーブで食べるブンチャーは、ぜひハノイ滞在中一度は味わいたい逸品です。
- バインミー(Bánh mì):ベトナム風サンドイッチ。フランスパンにパテや焼き豚、なます、パクチーなどを挟んだ軽食で、街角のスタンドでテイクアウトできます。ハノイでは旧市街の「Banh Mi 25」や「Banh Mi Pho Co」などが有名で、出来立てサクサクのパンを頬張れます。1本15,000〜30,000ドン(100〜200円)程度と激安なので、小腹が空いたらぜひ試してみてください。店舗によって具材の組み合わせが違い、卵入りやチキン、ツナなどバリエーションも豊富です。
- その他の名物料理:ハノイではフォーやブンチャー以外にも、ご当地ならではのグルメがあります。例えばチャーカー(Chả cá)は白身魚のディルとターメリック炒めを米麺と一緒に食べる料理で、老舗「Cha Ca La Vong」が有名です。バインクオンは豚ひき肉入りの蒸し春巻きで、朝食によく食べられます。ネムラン(揚げ春巻き)はブンチャーに添えられたり、単品でビールのつまみにも最高です。デザートならエッグコーヒー(Ca Phe Trung)も忘れずに。ハノイ発祥のこの飲み物は、濃いコーヒーに砂糖と生卵黄を泡立てたクリームを乗せたもので、甘く濃厚な味わいです。元祖と言われる「Cafe Giảng(カフェ・ゾーン)」は昔ながらの雰囲気で、観光客にも人気の一杯が楽しめます。
レストラン選びのコツとしては、まず食のジャンルを決め、次に衛生面と雰囲気で店を絞るのが良いでしょう。ローカル度の高い屋台や食堂は安くて美味しい反面、衛生面が気になる人もいるかもしれません。その場合、観光客向けに清潔さに配慮したカジュアルレストランを選ぶと安心です。最近では旧市街にも観光客ウェルカムな綺麗な店(例えば「Duong’s Restaurant」などベトナム料理の有名店)が増えています。ガイドブックや口コミサイトで星の多い店はまずハズレがないでしょう。一方、「地元の雰囲気を味わいたい!」なら勇気を出して路地裏の大衆食堂に入ってみるのも良い経験です。注文方法が分からなければ、メニューの写真や実物を指差しする、周りの人が食べているものを指す、といった手もあります。ハノイの人々は食堂で一人飯している人も多いので、ソロでも全く浮きません。

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価格帯については、庶民的な店では一品30,000〜60,000ドン(200〜400円)が相場で、ビールも8,000ドン(50円)程度と激安です。一方、高級レストランや日本食店では1品数十万ドン(数千円)することもあります。チップは基本不要ですが、サービスが良かった場合や高級店・スパでは心付け程度(2万ドン=約120円程度)渡すと喜ばれます。ローカル食堂ではチップ文化はありませんので、お釣りをきっちりもらって問題ありません。
最後に、食事での安全面も少し補足します。生野菜や水には注意が必要です。たいていのお店では野菜も衛生的に洗われていますが、心配な場合は加熱料理中心にすると良いでしょう。氷入りドリンクも、カフェやレストランのものは製氷機の安全な氷ですが、路上屋台の砕き氷は避けた方が無難です。とはいえ、あまり神経質になりすぎるとせっかくの美味しい料理が楽しめません。現地で評判の人気店を選べば、多くの旅行者が口にして安全が実証済みということでもあります。胃薬や整腸剤を携帯しておけば安心感も得られるでしょう。ハノイの豊かな食文化を存分に味わい、旅の思い出に彩りを添えてください。
12. モデルコース|2泊3日/3泊4日/4泊5日(時間帯別)

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ここでは、ハノイ旅行の日程別にモデルコースをご提案します。2泊3日、3泊4日、4泊5日のプランそれぞれについて、朝・昼・夜の時間帯ごとに具体的な過ごし方を例示します。初めてハノイを訪れる個人旅行者が無理なく主要スポットを網羅できるよう工夫したプランですので、旅程作りの参考にしてください。
2泊3日モデルコース
●1日目(午後〜夜)
東京から午前便でハノイ到着。ホテルにチェックイン後、午後はホアンキエム湖周辺を散策しましょう。湖に架かる赤い橋を渡って玉山祠を参拝し、伝説の大亀にまつわる歴史に触れます。その後、旧市街のハンゲー通りなどをブラブラ歩き、お土産探しやカフェ休憩。老舗カフェで名物エッグコーヒーを試してみるのもおすすめです。夜は旧市街のターヒエン通り(ビアホイ通り)へ。プラスチック椅子が並ぶローカル居酒屋で、ビール(1杯=約¥50〜¥90)と揚げ春巻きなどを楽しみます。バックパッカーや地元若者で賑わう雰囲気は、「ハノイに来たぞ!」という高揚感を味わえることでしょう。その後、21時開演のタンロン水上人形劇を鑑賞(要予約)。幻想的な伝統芸能ショーで旅の始まりの夜を締めくくります。
●2日目(朝〜夜)
朝6:30頃にホテルロビー集合。世界遺産ハロン湾の日帰りツアーに出発します。バスで約3時間移動し、10時頃ハロン湾の船着場に到着。大型クルーズ船に乗船し、昼は船上でシーフードランチを堪能します。午後は湾内クルーズを満喫。奇岩が林立する絶景の中を進み、鍾乳洞(ティエンクン洞など)を探検したり、カヤックで岩礁の間を漕いだりとアクティブに過ごします。エメラルドグリーンの海と奇岩のコントラストはまさに絶景で、写真撮影もお忘れなく。16時頃下船し、バスでハノイへ戻ります。夜19〜20時頃に市内帰着。少し疲れていると思うので、この夜はホテル近くのレストランでゆっくり夕食にしましょう。例えばホアンキエム湖そばの人気店でフォーやブンチャーのディナー。あるいはホテル併設のスパでマッサージを受け、旅の疲れを癒すのも良いプランです。早めに休み、翌日に備えましょう。

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3泊4日モデルコース
●1日目(夜)
夕方〜夜にハノイ到着の場合を想定。ホテルチェックイン後、夜は軽めに旧市街散策。着いた日の夜は無理をせず、ホアンキエム湖周辺を歩いて時差調整をしましょう。ちょうど週末であれば、湖周辺が歩行者天国化され、ストリートパフォーマンスやナイトマーケットが開催されています。屋台のバインミーサンドを片手に、地元の家族連れや若者の活気ある夜の雰囲気を楽しみます。その後、旧市街のローカル食堂で名物ブンチャーを夕食にいただきましょう。老舗「ブンチャー・ダックキム」などで炭火焼き豚と米麺のハーモニーを味わえば、旅の疲れも吹き飛ぶはずです。早めにホテルへ戻り就寝。
●2日目(朝〜夜)
朝8時、ホテルで朝食後に出発。終日かけてハノイ市内観光をします。この日は市内主要スポットをじっくり回りましょう。午前中はバーディン区へ向かい、9時の開門に合わせてホーチミン廟を見学。その後、一柱寺とホーチミン旧居をセットで訪れます。11時頃にタクシーで文廟へ移動し、由緒ある孔子廟の庭園を散策。お腹が空いたら文廟近くのフォー専門店で昼食をとりましょう。「フォーティン」など有名店でいただくあっさりスープのフォーは絶品です。午後はホアンキエム湖周辺に戻り、歴史博物館や大教会などフランス統治期のスポットを巡ります。ハロン湾やニンビンの日帰りに備えてこの日しか市内観光できない場合、旧市街観光もこの午後に組み込みます。シクロ(三輪自転車タクシー)に30分ほど乗って旧市街を一周すれば、効率よく街の雰囲気を味わえます。夕方、一旦ホテルに戻り小休憩。夜は少しリッチに、フレンチクオーターの人気レストランでベトナム宮廷料理やフランス料理を楽しんではいかがでしょう。例えば「Green Tangerine(グリーンタンジェリン)」はフレンチとベトナミーズの融合料理で有名です。食後はライトアップされたオペラハウスを見に行ったり、バーでカクテルを嗜んだり、大人のハノイナイトを堪能してください。疲れが残らない程度に切り上げ、ホテルで休みます。
●3日目(朝〜夜)
朝は7時にホテルロビー集合。世界遺産ハロン湾の日帰りツアーに参加します(内容は2泊3日プラン2日目と同様)。バス移動中は前日の徒歩観光の疲れを癒すべく仮眠しましょう。ハロン湾では絶景クルーズと海鮮ランチ、鍾乳洞見学を楽しみます。日没前にハノイへ戻り、夜20時頃にホテル帰着。旅も終盤、最後の夜は締めくくりにご当地ビール&音楽で盛り上がりましょう。旧市街のライブ音楽バー「黒猫ジャズクラブ」などで生演奏を聞きながら「333ビール」や「ハノイビール」で乾杯します。あるいはナイトマーケット(週末開催)でお土産の最終チェックも良いでしょう。ハノイの夜景を眺めにルーフトップバーに行くのも人気です。ファンシーな空間で旅の思い出を語らい、名残を惜しみつつホテルへ戻ります。
●4日目(朝〜午後)
最終日。朝はゆっくり起床し、ホテル近くのカフェでベトナムコーヒーとバインミーの朝食を楽しみます。午前中のフライトならすぐ空港へ向かいますが、もし午後便なら半日観光を追加しましょう。おすすめは半日で行けるニンビン省・タムコックの川下り体験です。朝8時に専用車で出発し、2時間でタムコック到着。手漕ぎボートに乗り、奇岩と水田に囲まれた幻想的な風景を約1時間半クルーズします。川面から眺める景色はハノイ市内では味わえない癒しの世界です。11時過ぎにタムコックを後にし、13時頃ハノイのホテルへ戻ってチェックアウト・空港へ(ぎりぎりになるので本来は日数に余裕がある時向き)。フライトに合わせて安全に空港に到着し、帰路につきます。ハノイと北部ベトナムの魅力をぎゅっと詰め込んだ3泊4日、お疲れ様でした。

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4泊5日モデルコース
●1日目(夜)
夜にハノイ到着。ホテルチェックイン後、旧市街の軽食スタンドでバインミーを購入し、ホテルで食べます。旅程が長いので初日は無理せず休養優先。
●2日目(朝〜夜)
この日は終日ハノイ市内観光(内容は3泊4日プラン2日目参照)。主要スポット(ホーチミン廟、文廟、旧市街等)をほぼ網羅します。朝からホーチミン廟、一柱寺、文廟、タンロン遺跡などを見学し、午後は博物館巡りや旧市街ショッピング。移動はゆとりがあるのでシクロや徒歩も交え、ハノイの街並みを堪能します。夜は人気の現地ツアー「屋台グルメ食べ歩きツアー」に参加。日本語ガイドに案内してもらいながら、フォー、ブンチャー、バインクオン、チェー(甘味)まで少量ずつハシゴします。自力では入りにくいローカル屋台にも挑戦でき、知識も深まるのでおすすめです。
●3日目(朝〜夜)
朝は6時発のサパ行き高速バスに乗り、美しい棚田の広がるサパへ1泊2日の小旅行(オプション)に出かけます。バス車中で仮眠し、昼前にサパ町に到着。午後は現地ガイドと共に少数民族の村へトレッキング。穏やかな丘陵地帯にエスニックな村落が点在し、色鮮やかな民族衣装を纏った子供達がお出迎えしてくれるでしょう。歩き疲れたら村のお茶屋で休憩し、地元のトウモロコシ焼きなどを賞味。夜はサパのホテルに宿泊。山の夜は冷えるので、サパ名物の焼き肉鍋(ラウカー)で温まり、星空を眺めながら就寝します。
(注: もしサパに行かない場合、この日はニンビン日帰り旅行に充てます。朝8時出発でチャンアンボートツアー+古都ホアルー観光、夕方戻り。その後夜はハノイでのんびりカフェ巡りなどに変更)
●4日目(朝〜夜)
サパ滞在2日目。朝はケーブルカーでファンシーパン山の途中駅へ上り、そこから少し階段を登って標高3143mの頂上に立ちます。眼下に広がる雲海は絶景で、記念写真を忘れずに。昼はサパマーケットでお土産探し。コーヒーやシナモン、少数民族の刺繍小物などユニークな品が見つかります。午後の高速バスでハノイへ戻り、夜20時頃ホテル着。旅の最後の夜は、行きそびれたハノイ市内スポットを回収しましょう。例えば「ロンビエン橋」のライトアップや、「Train Street」で夜間の列車通過を見る(21時台に運行ありことを確認)など。締めのディナーは旧市街の人気店で牛串焼きとビールを楽しみ、ハノイでの夜を惜しみながら宿へ戻ります。
●5日目(朝〜午後)
ゆっくり起床し、ホテルで朝食。午前は荷造りを済ませ、チェックアウト前にホアンキエム湖畔をもう一度散策します。朝の湖では太極拳をする高齢者やジョギングする人々が見られ、喧騒とは違うハノイの日常を感じられます。お気に入りのカフェで最後のベトナムコーヒーを味わい、午後、送迎車で空港へ向かいます。道中、車窓に流れる街並みを目に焼き付け、5日間の旅を締めくくります。お疲れ様でした!
モデルコースまとめ:上記は一例ですが、日程に余裕があるほどハノイ+郊外を組み合わせた多彩な旅が可能になります。初めての方は無理せず市内&ハロン湾くらいに留め、次回以降でサパなど遠方に足を伸ばすのも良いでしょう。それぞれのペースに合わせ、計画をカスタマイズしてください。
13. ひとり旅のコツ|宿・食事・夜の過ごし方

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ハノイは一人旅に比較的やさしい街です。現地の人も親切で旅行者慣れしており、女性のひとり旅も珍しくありません。以下に、一人旅を充実させるためのポイントを挙げます。
1. 宿選びと過ごし方:一人旅では宿が自分の安全地帯になります。旧市街エリアのゲストハウスやホステルにはドミトリールームがあり、共用ラウンジで他の旅行者と交流できます。旅仲間が欲しい人はホステルのイベント(パブクロール等)に参加してみるのも手です。一方、静かに過ごしたいなら個室を取りましょう。中級ホテルでも一人利用可能なシングル・ダブルルームが安価にあります。フロントに「女性スタッフが常駐しているか」「夜間のセキュリティは万全か」など確認しておくと安心です。外出時は貴重品を持ち歩きすぎず、パスポートはコピーのみ持参に留めるなど自己防衛も大切です。宿で仲良くなった旅行者がいたら情報交換したり、気が合えば一緒に観光してみるのも良いでしょう。
2. 食事を楽しむコツ:ハノイの食堂は一人客も多く、お一人様天国と言えます。朝のフォー屋さんなど、皆黙々と食べてサッと出るスタイルなので気兼ねなく入れます。カウンター席や相席も普通ですから、むしろ地元の人と相席になったら「おすすめありますか?」など話しかけてみるのも面白いかもしれません(言葉が通じなくてもジェスチャーで案外何とかなります)。どうしても一人では入りづらい場合、屋台ツアーや料理教室に参加してしまう手もあります。昼間はローカル食堂、夜は雰囲気の良いレストランと使い分けるのも◎。レストランではスタッフに写真撮影を頼んだり、ゆっくり日記を書いたりして自分時間を楽しみましょう。ベトナムはフルーツジュースやチェー(ぜんざい風デザート)など一人でも頼みやすい軽食も豊富なので、小腹が空いたら無理に食堂に入らずテイクアウトして公園で食べるのもアリです。

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3. 夜の過ごし方:一人旅の夜は少し寂しさを感じることもありますが、ハノイには夜を楽しく過ごせるスポットがいろいろあります。まずおすすめはナイトマーケット(金土日開催)。雑貨やストリートフードの露店が並び、人混みに身を置いて歩くだけでワクワクします。写真を撮ったり買い物交渉したりと忙しく、孤独を感じる暇もありません。お酒が好きなら、ビアホイ(地ビールの屋台)で飲むのも良いでしょう。大衆的な場所ですが、外国人観光客も多いので女性一人でもそれほど浮きません。席が近くなった欧米人旅行者と乾杯してみるなど、一期一会の交流もあるかもしれません。ただし深酒は禁物、泥酔は絶対避けてください。代わりに、カフェでまったり過ごすのも安全で充実した夜になります。ハノイのカフェは夜遅くまで営業しているところもあり、甘いエッグコーヒーやココナッツコーヒーを飲みながらSNSに旅写真をアップするのも良いでしょう。どうしても夜の街歩きが不安なら、早めにホテルに戻り、ホテル内のバーやスパを利用するのも手です。最近はレイトチェックアウトプランで夜便出発まで部屋を使える場合もあるので、一人旅ならではの自分時間としてホテル滞在を活用するのも贅沢な過ごし方です。
4. 安全面の心得:基本的に人通りの多い所では一人でも安全ですが、裏路地や公園の奥まった所などは夜間は避けましょう。タクシーやGrabは躊躇せず使って、夜間移動のリスクを減らしてください。また、日本人女性は若く見られることもあり、ナンパや客引きに声を掛けられることもゼロではありません。その際も無視を貫けば問題ありません(相手も慣れているのでしつこくはしてきません)。むしろ笑顔で毅然と断るくらいの気持ちでいましょう。スマホの地図アプリを活用すれば迷子になる心配も減りますが、歩きスマホは厳禁です。スリに狙われやすくなるので、人の多い所では特に注意してください。
5. 一人旅ならではの楽しみ:ハノイ一人旅の醍醐味は、自分のペースで行動できること。興味を持った路地にふらっと入ってみたり、好きな時に好きな物を食べたりと自由度満点です。早起きして誰もいない街を散歩する、逆に昼まで寝て午後から行動する、といった気ままな日程も一人だからこそ可能です。旅先での日記や写真整理、読書にふける時間も贅沢でしょう。言葉の壁が心配でも、今は翻訳アプリや指さし会話帳があるので一人でも困る場面はかなり減りました。ぜひ勇気を出して現地の人と交流してみてください。市場で値段交渉したり、食堂で隣の席の人に食べ方を尋ねたりと、最初はドキドキしますがうまく伝わった時の喜びもひとしおです。それが旅の思い出として強く心に残ることでしょう。
一人旅は安全第一ではありますが、過度に臆病になる必要はありません。しっかり準備と心構えをした上で、自分だけのハノイ体験を存分に楽しんでください。
14. 持ち物と出発前準備|服装・必需品・SIM/eSIM・保険

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ハノイ旅行を成功させるために、持ち物リストと事前準備もしっかり整えておきましょう。気候や滞在スタイルに合わせて、必要な物を過不足なく準備することが大切です。
●服装と持ち物(季節別):乾季(秋冬)は日本の春秋並み〜やや寒いくらいの気温なので、脱ぎ着しやすい薄手の長袖やカーディガン、朝晩用にフリースや軽めのダウンジャケットを持参しましょう。雨季(夏)は猛烈に暑く湿度も高いので、半袖Tシャツや通気性の良いリネン素材の服、速乾性の下着が快適です。日差し対策に帽子やサングラス、日焼け止めも必須です。また突然のスコール対策に折りたたみ傘か安価なカッパ(現地でも購入可)をバッグに忍ばせてください。いずれの季節も、歩きやすい靴はマストアイテムです。旧市街は石畳や凸凹道も多く、長時間歩く場合スニーカーが最適です。寺院などを訪れる際に肌の露出を控えるため、大判ストールや薄手の上着が一枚あると便利です。
●必需品リスト:パスポート(残存期間6か月以上要チェック)、航空券(eチケット控え)、クレジットカード、現金(日本円+USD少々)、スマートフォンと充電器・バッテリー、常備薬類(胃腸薬・頭痛薬・絆創膏など)、ウェットティッシュ・携帯用手指消毒液、日焼け止め・虫除けスプレー、使い捨てマスク(ホコリっぽい場所や防寒に役立つ)など。電源プラグはベトナムはA型(日本と同じ平2ピン)が主流でそのまま使えますが、電圧は220Vです。スマホやPCの充電器は100-240V対応が普通ですが、ヘアアイロンなど日本の電圧専用品は対応できません。必要なら海外対応製品を持参しましょう。延長コードがあるとホテルでの複数充電に便利です。
●通信対策(SIM/eSIM):前述のとおり、現地SIMまたはeSIMを準備すると非常に便利です。具体的には、日本の家電量販店やAmazon等でベトナム用プリペイドSIMを事前購入しておくか、eSIMアプリでプランを買っておきます。現地到着後すぐにスマホをオンラインにできるのでGrabの呼出や地図検索がスムーズです。空港のSIMカウンターで購入する場合、店員がセットアップまで行ってくれることも多いです。短期旅行なら5〜7日間有効のデータプランで十分でしょう(5GB〜無制限まで様々)。なお、Pocket Wi-Fiルーターを日本からレンタルして持っていく方法もあります。同伴者とデータをシェアするなら有効ですが、一人旅ならSIMの方が荷物も減り電池切れの心配も少ないです。

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●お金とクレジットカード:現地通貨ドンへの両替は空港で最低限(1〜2万円分)行い、残りは市内の銀行や両替所でレートの良い所を探すのがおすすめです。クレジットカードはVISA/Masterが広く使え、ホテルや大きめのレストラン、ショッピングセンターで利用可能。ただし屋台やタクシー、街市では現金しか使えません。都市部のATMでキャッシングもできますが、手数料と利息を考えると緊急用に留めましょう。盗難紛失対策としてカードは複数種類持ち、別々に保管します。日本円の現金も数万円は予備で持っておくと安心です。ベトナムでは日本円を直接両替できる両替所もあります(USD経由にされる場合もありレート要確認)。一方、使い切らなかったドン紙幣は日本に持ち帰って再両替するのが難しいので、最終日はクレカ払い多めにして現金が余らないよう調整しましょう。
●海外旅行保険:医療費が高額になり得る海外では保険加入は必須です。クレジットカード付帯保険がある場合も、補償額や適用条件を事前に確認しましょう。治療費の他、携行品損害や賠償責任、旅行キャンセル補償などもカバーされる総合保険だと安心です。特に年末年始やGWは渡航者が多くトラブルも起きやすいため、保険証券や緊急連絡先を控えて持参してください。スマホに保険契約のスクリーンショットを入れておくといざという時スムーズです。
●出発前手続き:ビザについて、2023年8月15日以降、日本人はベトナムに 45日以内 の観光滞在ならビザ免除となりました(以前の15日から延長されています)。従って普通の旅行ではビザ不要ですが、パスポート残存期間が入国時6か月以上必要な点はご注意ください。また、航空券は往復または第三国行きのチケットが求められるのが通例です。出入国カードや税関申告は現在不要ですが、ワクチン接種証明やPCR検査も2025年現在は要求されていません(ただし情勢により変更もあるため外務省サイト等で最新情報確認を)。念のため予防接種(破傷風、A型肝炎など)は受けておくと安心です。
●その他:持ち物としてガイドブックや地図も一冊あると心強いです。スマホの地図は便利ですが、電池切れや通信不良の備えに紙の地図をホテルでもらっておくのも◎。また、現地でWi-Fiが使えるよう、ノートPCやタブレットを持参する場合は盗難に注意(ホテル金庫に入らないサイズはチェーンと南京錠で固定するなど工夫も)。カメラ好きな方は一眼レフもいいですが、スリの標的になるのでストラップを二重に巻くなどしてください。最後に、日本出発前に在留届/たびレジ登録をしておくことも推奨します。緊急情報がメールで届くほか、万一の際に在外公館が把握しやすくなります。
持ち物準備と下調べを万全にしておけば、現地で困ることは少なくなります。特に初めてのベトナム旅行では緊張もあるかと思いますが、準備8割・本番2割の気持ちで抜かりなく備えましょう。そうすれば現地では思い切り旅を楽しむだけです。
15. よくある質問(Q&A)

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Q1. ビザは必要ですか?
A1. 観光目的の場合、日本国籍なら45日以内の滞在はビザ不要です(2025年現在)。入国時にパスポートの残存期間が6か月以上あること、出国する航空券を所持していることが条件です。45日を超える滞在や他目的の場合はeビザ申請が必要になります。渡航前に必ず最新のビザ要件を外務省や大使館サイトで確認してください。
Q2. 現地の通貨と支払い方法は?
A2. ベトナムの通貨はドン(VND)です。1円≒165ドン前後(レート変動あり)。基本的に支払いはドン現金で行います。クレジットカード(VISA/MASTER)は高級ホテル・レストラン、空港・ショッピングモールで使えますが、手数料がかかる店もあります。屋台やタクシー、市場などは現金のみです。日本円からドンへの両替は現地空港や市内両替所で可能です。日本国内で両替するとレートが悪いのでおすすめしません。小額紙幣(1万〜5万ドン)も多めに用意し、常にある程度の現金を持ち歩きましょう。なおUSドルは観光地で使える場合もありますが、基本はドン払いが原則です。
Q3. ハノイの治安は大丈夫?女性の一人歩きは危なくないですか?
A3. ハノイの治安は東南アジアの中でも比較的良好と言われています。観光客が集まるエリアでは警察のパトロールも増え、安全に配慮されています。ただしスリや置き引き、ぼったくりなどの軽犯罪はありますので注意は必要です。女性の夜間一人歩きも、大通りや観光客の多い場所では概ね問題ありませんが、暗い路地や人通りの少ない場所は避けましょう。タクシーやGrabを活用し、深夜の徒歩移動は控えてください。服装は露出を抑えめにして現地になじむ格好にすると、不審な目で見られにくいです。日中でも写真撮影に夢中でバッグから手を離さないこと、スマホは歩行中に出しっぱなしにしないことといった基本的な注意を守れば、女性の一人旅も十分安全に楽しめます。

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Q4. 飲み物や食べ物で気をつけることは?水道水は飲めますか?
A4. 水道水は飲用不可です。必ずミネラルウォーターを飲んでください。ホテルには無料のボトル水が用意されます。氷も基本的に大きな工場製の透明な氷なら安全ですが、心配なら「氷なし」で注文しましょう。ストリートの食べ物は概ね加熱されているので大丈夫ですが、屋台の生野菜やカットフルーツは避けた方が良いでしょう。フォーなどについてくるハーブはよく洗浄されている店が多いですが、気になる場合は残してもOKです。ベトナム料理は唐辛子が利いたものもあるので、辛いのが苦手な人は「カラメ(辛いのNG)」と一言伝えると抜いてくれます。万一に備え胃腸薬を携行し、食べ過ぎ飲み過ぎにも注意して過ごせば問題ありません。
Q5. Grabなど配車アプリの使い方が不安です。英語ができなくても大丈夫でしょうか?
A5. Grabアプリは地図上で行き先指定・料金確定・決済まで完結するので、英語が苦手でも利用できます。事前にアプリをインストールし、支払い方法(クレジットカード or 現金)を登録しておいてください。ピックアップ場所はGPSで現在地が検出されますが、うまくいかない時は手動で近くのランドマークを選びます。車種(4人乗り車、バイクなど)を選択し呼び出すと、ドライバー名と車両ナンバーが表示されます。その情報をもとに乗車時に車を確認しましょう。目的地はアプリに入力済みなので、ドライバーと会話せずとも連れて行ってくれます。降車時も料金はアプリ決済ならそのまま降りるだけ、現金払いなら表示額を渡すだけです。言葉に不安がある場合、ホテルスタッフに呼んでもらったり、タクシー会社に電話してもらう方法もあります。ただし基本的に指差しと地図で目的地を伝えればタクシーも利用できますし、困った時はスマホ翻訳を見せれば問題ありません。あまり心配しすぎず、臆せず利用してみてください。
Q6. チップの習慣はありますか?
A6. ベトナムには基本的にチップ習慣は定着していません。レストランやタクシーで料金とは別にチップを払う必要はありませんし、ローカル食堂でチップを出す人もいません。ただし高級ホテルのポーターやスパ施術後、個人ガイドやドライバーなどに対しては渡すと喜ばれます(もちろん強制ではありません)。目安としてはポーターに荷物を運んでもらったら1〜2万ドン(~¥120程度)、マッサージ店ではサービス料込なら不要ですが、良い対応だったら5万ドン(¥300)程度渡すこともあります。ツアーガイドへは参加者で数百円ずつカンパするケースが多いです。いずれも渡したい場合に渡す程度で、渡さないからといって失礼になることはありません。またレストランではサービス料込み(10%程度)の場合もあります。その場合は領収書に記載されているので確認しましょう。基本的に日本人感覚でOKですが、感謝の気持ちを少し示したい時はスマイルと「カムオン!(ありがとう)」だけでも十分ですよ。
16. まとめ|失敗しないハノイ旅行の要点

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最後に、ハノイ旅行を成功させるための重要ポイントを整理します。
- 時期選びと予約:秋〜春の乾季がベストシーズンですが、年末年始・GWは航空券が高騰し混雑します。早期予約と計画が肝心です。雨季オフシーズンは安く空いていますが猛暑や台風に留意しましょう。天候と予算のバランスを考え、自分に合った時期を選んでください。
- フライト計画:直行便は便利ですが人気ゆえ高め。時間に余裕があるならLCCや経由便でコストダウンも検討しましょう。いずれにせよ予約はお早めに。特に大型連休は半年前〜3ヶ月前には押さえたいところです。週末発着を避け平日便にするなどで運賃を抑えることも可能です。
- 宿とエリア:初めてなら旧市街〜ホアンキエム湖エリアに宿を取りましょう。観光・食事に歩いて行け、雰囲気も良好です。リーズナブルな中級ホテルが多く、安全面・利便性のバランスが取れています。西湖エリアは静かで高級ですが移動が不便なので、2回目以降の滞在向きです。
- 移動と安全:空港〜市内移動はタクシー/Grabが基本で、深夜着でも安心です。市内観光は徒歩+タクシー/Grabで効率よく。交通マナーは日本と異なり混沌としていますが、焦らず徐行すれば歩行者も渡れます。夜間は無理せず乗り物を使いましょう。スリ対策としてバッグは前掛け・ファスナー付きを、スマホの取り扱いにも注意を。
- 観光プラン:日数に応じてメリハリある計画を。市内主要スポット(旧市街、ホーチミン廟、文廟など)を押さえつつ、余裕があればハロン湾・ニンビンなど郊外日帰りを組み込むと満足度が上がります。逆に短期で盛り込みすぎると疲弊するので、1日1エリア&1アクティビティを目安に。モデルコースも参考にしながら、自分のペースを大切にしてください。
- グルメ満喫:フォー、ブンチャー、バインミーなどハノイならではの味をぜひ制覇しましょう。屋台・食堂でローカルフードに挑戦する際は、混んでいる人気店を選べば失敗は少ないです。胃腸薬持参の上、衛生に不安なものは避ければ問題ありません。水分補給にはミネラルウォーターを。食べ歩きツアー参加も効率良い方法です。
- 通信と情報収集:SIM/eSIMを活用し、現地でネット接続を確保すると何かと安心です。地図アプリ、翻訳アプリ、配車アプリ(Grab)を駆使して快適に移動・会話しましょう。渡航前には外務省「たびレジ」登録や大使館の安全情報チェックもお忘れなく。現地到着時に無料ガイドマップをもらっておくのも◎。
- お金とトラブル対策:現金管理とスリ対策を徹底してください。高額紙幣の扱いミスやお釣り詐欺に注意し、必要以上に大金を持ち歩かないこと。パスポートは2025年12月15日より、ベトナムでは外国人が外出時にパスポートを携帯することが義務となりました。海外旅行保険には必ず加入し、万が一の盗難・病気に備えましょう。
以上を踏まえれば、初めてのハノイ旅行でも大きな失敗なく楽しめるはずです。歴史情緒あふれる街並み、美味しい料理、そして温かな人々との触れ合いがあなたを待っています。しっかり準備を整え、ぜひハノイの魅力を存分に味わってきてください。安全に配慮しつつも肩の力を抜いて臨めば、きっと忘れられない素敵な旅になることでしょう。