目次

  1. 国立科学博物館【東京都】
  2. JAXAつくば宇宙センター【茨城県】
  3. 鉄道博物館【埼玉県】
  4. 福井県立恐竜博物館【福井県】
  5. 名古屋市科学館【愛知県】

  子供の好奇心はとどまるところを知りません。恐竜が好き、鉄道が好き、など…好きなものをとことん究めたい子供…多いのではないでしょうか?子供、そして大人におすすめしたいのが、全国各地の魅力的な博物館。知的好奇心を満たしてくれる、見どころ満載の博物館が、あらゆるところに点在しています。今回は、おすすめ博物館をご紹介していきます。

1 国立科学博物館【東京都】

 「国立科学博物館」は質量ともに充実した展示物を誇る、人気の高い博物館です。「独立行政法人国立科学博物館法」という法律によって設立された、全国の科学系博物館の指導的な立場を担う施設です。子供にもおすすめですし、科学系の専門的な仕事をしている方にもおすすめできる、日本を代表する博物館。上野公園の一角にあり、常設展示は「日本館」と「地球館」に分かれています。展示物が膨大なので、とても1日では回りきれません。

 なんとなく見学すると、目玉の展示物を見逃してしまうかもしれません。この博物館には、展示物を効率よく見て回る「モデルコース」が設定されています。初めての方は「モデルコース」通りに回るのもおすすめです。「締め殺しの木」「小惑星イトカワの微粒子」などを回る「地球館90分ハイライトコース」、「フタバスズキリュウ」「忠犬ハチ公」「南極犬ジロ」などを見られる日本館60分ハイライトコースなどがあります。

2 JAXAつくば宇宙センター【茨城県】

 宇宙に興味・関心がある方には、ぜひ訪れていただきたい「JAXAつくば宇宙センター」。日本の宇宙開発を担う「JAXAつくば宇宙センター」は、茨城県つくば市の「筑波研究学園都市」にあります。広い敷地の中で、人工衛星やロケットの開発・宇宙飛行士の養成といった研究開発が行われています。そんな「JAXAつくば宇宙センター」は、一部の見学が可能です。

「ロケット広場」には、全長50mもあるH-IIロケットの実機を展示しています。展示館「スペースドーム」には、100万分の1スケールの美しい地球「ドリームポート」、小惑星探査機「はやぶさ2」などが展示されています。また、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデルを見ることができ、こちらも必見です。無料展示もいいですが「有料ガイド付見学ツアー(要予約)」もおすすめです。バスに乗って約1時間10分、ガイド付の見学に参加できます。 

3 鉄道博物館【埼玉県】

 鉄道好きの子供におすすめしたい鉄道の博物館といえば、やはりこちら!埼玉の「鉄道博物館」です。スケールが大きく、体験コーナーが多数あるのが魅力。JR東日本の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして開館した「鉄道博物館」。全国的に見ても規模が大きな鉄道博物館であり、36両展示されている車両ステーションは迫力満点で、見逃せません。2018年には新館もオープンし、ますます注目が集まっています。

 鉄道車両の疑似運転体験をできる設備がたくさんあり、好評を博しています。土日はかなり混み合いますので、平日に訪れるのがおすすめ。日本最大級のジオラマも人気で、2~3歳の子供でも楽しめますよ。屋外には子供が遊べる設備が充実しています。小学生に人気なのは、1周300mのコースを運転できるミニ運転列車。かなり本格的で、運転士になった気分を味わうことができると好評です。

4 福井県立恐竜博物館【福井県】

 恐竜好きの子供には一押し、遠方からでもぜひ訪れていただきたいのが「福井県立恐竜博物館」。この博物館が立地する福井県勝山市は、全国の中でも特に恐竜化石が多数発掘されるエリアです。さらにこの博物館は「世界3大恐竜博物館」の1つとなっており、世界中から注目を集めています。最近まで改修工事のため休館していましたが、2023年7月にリニューアルオープンしました。

これまで行けなかった恐竜ファンがドッと押し寄せそうです。ドーム型の広々とした空間には44体もの全身骨格が展示されており、そのうち10体は本物の骨が使われています。また、福井県で発見された鳥脚類の「フクイサウルス」や獣脚類の「フクイラプトル」などの、オリジナリティあふれる展示も特徴となっています。リニューアル後に、常設展示室に実物ミイラ恐竜化石が加わり、新館には3面ダイノシアターが新設されるなど、展示内容はますますパワーアップしています。

5 名古屋市科学館【愛知県】

 「名古屋市科学館」はクチコミ人気が高く、中部地方で圧倒的な人気を誇る博物館。天文や気象関係の展示が充実しています。まず見た目が特徴的。巨大なビルの間に浮かんでいるような銀色の球体に驚かされます。この球体はプラネタリウムのドーム。内径35mという大きさで、2011年時点で世界最大とギネス認定されたほどです。

 知的好奇心を刺激する展示物の数々は、とても魅力的。マイナス30度の部屋でオーロラの映像を体験できる「極寒ラボ」、高さ9mの人工竜巻を体験できる「竜巻ラボ」、放電実験ショーを行う「放電ラボ」などが人気です。

まとめ

 あるジャンルに特化した博物館は、その博物館にしかない魅力にあふれていて、たとえ遠方であっても訪れてみたくなりますよね。全国各地に、個性的で展示内容に工夫を凝らした博物館が、数多く存在しています。次の休みには、まず、お近くの博物館に訪れてみてはいかがでしょうか?