【アフィリエイト広告を使用しています】

目次

  1. お好み焼き
  2. たこ焼き
  3. きつねうどん
  4. 串カツ
  5. ハモ鍋

 グルメの街、大阪。旅行で訪れた際に食べてみたいものが多すぎて、迷ってしまう人、多いのではないでしょうか?今回は、大阪を初めて訪れる方にもおすすめできる定番の大阪グルメを、ご紹介していきます。

1 お好み焼き

 「お好み焼き」は、だしで溶いた小麦粉の生地に、細かく切ったキャベツや肉、イカなどを入れ、鉄板で平たく両面を焼いたものです。たこ焼きと並んで、大阪を代表する料理のひとつです。大阪府内の各地に、お好み焼きを提供する店が軒を連ねています。

 お好み焼きのルーツは、安土桃山時代に千利休が催した茶会で供された「フノヤキ(麩の焼)」という茶菓子だと言われています。フノヤキは、水で溶いた小麦粉を伸ばして薄く焼き、味噌を塗って焼いたり、クレープのようにたたんだりしたものでした。それが進化して、現在のお好み焼きに近いものになったのが、明治時代後期。メリケン粉・キャベツ・ソースを使った「洋食焼」が登場したのです。「洋食焼」がさらに進化して、お好み焼きが大阪の名物として広く知られるようになったのは、昭和30年代の終わりから40年代にかけてのことです。

 お好み焼きは、簡単に作れるようでいて、おいしく作るためのコツがたくさんある…そんな料理です。「生地を混ぜてから鉄板に置くまでのスピード」が大事!生地を混ぜたあと放置しておくと、キャベツの水分が出て、重いお好み焼きになるので、手早く鉄板に置くのがポイントです。生地のベースは、小麦粉(薄力粉)だけでもいいのですが、「長いものすりおろし」を加えると、食感が良くなりますので、おすすめです。

2 たこ焼き

 大阪府民のソウルフードとして広く知られている「たこ焼き」。鉄板の丸いくぼみに、だしや卵で溶いた小麦粉を流し入れ、ぶつ切りにしたたこを具にして、丸く焼き上げたものです。ソースやマヨネーズをかけて食べます。

 たこ焼きのルーツは、明治末期から大正時代にかけて、駄菓子屋や縁日の屋台などで提供された「チョボ焼き」だと言われています。定番の具は、こんにゃく・干し海老・たくあんなどで、生地に醤油を入れて丸く焼いていたそうです。大正末期には、これが進化した「ラジオ焼き」が登場。昭和初期、大阪市内の屋台で、ラジオ焼きの具にたこを使った「たこ焼き」が販売され始めました。

 大阪の道頓堀には、たこ焼き店が数多く軒を連ね、多くの地元民・旅行者が、食べ歩きを楽しみます。また、数多いたこ焼き店が、それぞれオリジナリティ豊かなアレンジを加えたたこ焼きを販売しています。これは、他県のたこ焼き店では見られない、大阪のたこ焼き店ならではの特徴です。たこ焼きを食べるために大阪を訪れるのもおすすめです。

3 きつねうどん

 大阪府民が強いこだわりを持つだし文化、そしてこころから愛するコナモン(粉食)文化、そのふたつを存分に味わえるのが、大阪府民の大好物「きつねうどん」です。「きつねうどん」は、真昆布と鯖節などを主としただしを効かせたつゆをうどんにかけ、その上に甘辛く似た油揚げをのせたものです。うどんの麺は、だしに馴染む、太すぎないもっちりとした食感が特徴です。

 大阪におけるうどん食の歴史は長く、豊臣秀吉が大阪城を築城する際、現在の大阪市西区新町付近の砂場と呼ばれた場所に、うどん店やそば店が並んだと言われています。その後、明治26年、船場のうどん店「松葉家」で、添え物として出された油揚げを、客が素うどんにのせて食べたことが、きつねうどんの始まりだと言われています。

 市中の飲食店で、気軽に食べられる日常食「きつねうどん」。だしの効いたつゆのおいしさは格別で、西日本の食文化の素晴らしさを示す逸品だと言えます。特に、関東や東北にお住まいの方は「だしの効いたつゆ」の味わいに、新鮮な驚きを感じるのではないでしょうか?ぜひ一度食べてみてください。

4 串カツ

 「串カツ」は、牛肉や野菜、魚介類など、バラエティ豊かな具材を串に刺してフライにしたものです。揚げたてをソースが入った容器に突っ込んで食べます。ソースは客同士で共有するため「2度づけ禁止」の鉄則があることもよく知られています。

 「串カツ」は、通天閣がある大阪の「新世界」で、大正末期から昭和初期に発祥したと言われています。近隣で働く労働者たちの腹を満たすために、安価で腹が膨れるよう、薄い牛肉に厚い衣をつけて揚げる串カツが考案されました。

 「安い・早い・うまい」が揃った串カツ。新世界には、串カツを提供する店がひしめき合っています。また近年では、松茸などの高級食材を使った串カツが考案され、注目を集めています。若者がデートに使えるようなおしゃれな店も増えてきているので、流行に敏感な方にもおすすめです。

5 ハモ鍋

 6~8月と10~11月に旬を迎えるハモは、関東ではあまり目にしない魚ですが、大阪では、骨切りしたハモをスーパーで手軽に購入でき、「ハモ鍋」などのハモ料理を家庭で気軽に楽しむことができます。大阪湾に古くから生息しているハモは、大阪や京都では、夏の祭りに欠かせない食材です。

 大阪湾に面した泉州地域では、ハモは古くから馴染みのある食材で、ハモ鍋もよく食されてきました。ハモの頭や骨を使ってだしをとり、具材に玉ねぎとじゃがいもを入れます。玉ねぎの甘みが鍋いっぱいに広がり、淡泊なハモとよく合います。

 「ハモ鍋」は、泉州地域だけではなく、府内各地の海鮮料理店や居酒屋などで提供されています。大阪や京都以外の飲食店では、あまりお目にかかれない「ハモ鍋」。大阪を訪れた際に、一度食べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

 安くておいしい、そしてボリュームも満点の大阪グルメ。食にこだわりのある人が多い大阪では、「おしゃれだけれど、おいしくない」飲食店は、すぐに閉店してしまうと言われています。舌の肥えた地元民も大好きな大阪グルメの数々…おいしくないはずがありません!ぜひ一度、現地で味わってみてはいかがでしょうか?