目次

  1. 盛岡冷麺
  2. 盛岡じゃじゃ麺
  3. わんこそば
  4. けんちん汁
  5. 豆腐田楽

 岩手県グルメといえば「盛岡三大麺」が有名!麺料理を味わうために岩手を訪れる人も多いのではないでしょうか?岩手県には、麺料理以外にも、魅力的なグルメが数多く存在しています。今回は、ぜひ皆さんに味わっていただきたい、岩手県のおすすめグルメをご紹介していきます。

1 盛岡冷麺

 「盛岡冷麺」は、盛岡じゃじゃ麺、わんこそばと並ぶ盛岡三大麺のひとつです。全国的に人気が高く、10月17日は「盛岡冷麺の日」として認定されているほどです。朝鮮半島の冷麺を参考に、盛岡で独自の製法と味が考案されたと言われています。昭和中期に、盛岡市内の焼肉店でメニューに加えたのがはじまりとされています。

 「盛岡冷麺」は、小麦粉と片栗粉などのでんぷんで作られる強いコシと独特の歯ざわりがある半透明の麺が特徴の麺料理です。牛肉や鶏肉を煮込んださっぱりしてコクがあるスープも特徴のひとつです。トッピングは、キムチ、ネギ、卵、スイカなどが定番です。夏にピッタリの涼しげな麺料理で、焼肉や飲んだ後のシメでもツルツルッといただけると評判です。


2 盛岡じゃじゃ麺

 「盛岡じゃじゃ麺」は、盛岡冷麺、わんこそばと並ぶ盛岡三大麺のひとつです。岩手のご当地グルメとして大人気!「盛岡じゃじゃ麺」の発祥は、中国生まれのジャージャー麺。それが盛岡の屋台グルメとして発展し、今の「盛岡じゃじゃ麺」になったと言われています。

 「盛岡じゃじゃ麺」は、うどん状の平麵の上に炒めた肉味噌と刻んだ長ねぎ、きゅうりをのせた麺料理です。麺の上にのせた特製の肉味噌と具材を混ぜ合わせ、お好みでおろししょうが、酢、ラー油などを加えて食べます。麺を食べ終えた後には、器に残った味噌にゆで汁と生卵を溶き入れて混ぜ合わせた「チータン」を味わうのが定番です。


3 わんこそば

 「わんこそば」は、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺と並ぶ盛岡三大麺のひとつです。岩手を訪れたら、ぜひ体験しておきたい麺料理です!お客様が満足するまで、給仕が横に立ち何杯もおかわりをつぐという、非常に珍しいスタイルの郷土料理です。おかわりは、お椀にふたをするまで続きます。400年近く受け継がれているとわれる、岩手県でも特に歴史ある郷土料理です。食べる量ですが、女性は30~40杯、男性なら50~60杯が平均ラインだそうです。

 ここまでで紹介してきた、盛岡式の「わんこそば」が、全国的に有名です。もうひとつ岩手県内に有名なわんこそばがあります。「平泉の盛り出し式わんこそば」です。ひと口ずつ盛られたそばを、手元の秀衡椀に自分で移し、好みの薬味とつゆを入れて食べるというスタイルです。マグロの山かけ、なめこおろし、かつおぶし、ねぎなどさまざまな薬味が供されるため、ひと口ごとに違った味にして楽しめるという特徴があります。「平泉のわんこそば」もとてもおいしいので、現地でぜひ味わってみてください。


4 けんちん汁

 「けんちん汁」は、小さく切ったにんじん、大根、ごぼうなどの野菜と豆腐を油で炒め、醤油で味つけした汁物です。「けんちん汁」は、発祥とされる神奈川県をはじめ、岩手県、大分県、茨城県などいくつかの県で郷土料理として食されていますが、具材はそれぞれ異なります。岩手県では、肉は入れず、豆腐を油でよく炒めてそぼろ状にするのが特徴です。

 それ以外の岩手県の「けんちん汁」ならではの特徴は、山菜を入れることです。焼きもちを中に入れて、具沢山なお雑煮にして食べることもあります。「けんちん汁」は、家庭料理として人気で、給食のメニューとしても定着しています。県内の多くの郷土料理店や居酒屋の定番メニューとなっているので、観光で訪れた際も、気軽に食べることができます。


5 豆腐田楽

 岩手県では、昔から、行事のときなどのごちそうとして「豆腐田楽」を食べる習慣がありました。硬めの豆腐を串に刺して、いろりの火のまわりに立てて並べ、あぶって味噌をつけ、もう一度あぶって、熱いところを食べます。

 味噌の味つけはさまざまで、にんにくや山椒、根しょうがを加えたものが人気です。大根おろしと一緒に食べると消化もよく、たくさん食べることができます。地元の飲食店や産地直売所、スーパー、豆腐店などで提供されています。比較的簡単に手に入るので、観光で訪れた際も、気軽に食べることができます。

まとめ

 「盛岡三大麺」は、他県ではあまり味わうことができないため、これだけを目当てに岩手県を訪れる価値があります。麺料理以外の「けんちん汁」「豆腐田楽」もとてもおいしく、岩手の食文化の奥深さを感じられる料理なので、ぜひ現地で味わっていただきたいです。次の休みには、岩手グルメ旅を計画してみてはいかがでしょうか?